五十嵐顕著作集との関係で、マルクス・エンゲルスを読みなおそうと思って、大月書店の「マルクス・エンゲルス全集オンライン」を申し込んだ。書籍ももっているのだが、このオンラインは、研究する視点で読むときには、紙とは比較にならないくらいに便利だ。もちろん、書籍をもっていない人にとっても、現在絶版のはずだから、自由に読める。
何が便利かといえば、検索機能が使えることだ。「教育」「学校」という検索語をいれると、マルクスとエンゲルスが、この単語を使用した文章の一覧がでてきて、順番に読むことができる。だから、読み落としがないわけだ。検索語は自由に設定できるので、それぞれの問題意識から、必要な文章を選び出せることは、研究者にとっては、実にありがたいシステムである。
そこで、こうしたオンラインで読めるサービスを探したところ、「サブスク電子書籍読み放題」という文章で23のサービスが紹介されている。私自身、これまでアマゾンのunlimeted、タブホ、楽天マガジンを利用したことがあるが、この23を見ると、まだまだ日本でのサブスク電子書籍は、未発達だと思ってしまった。