村上早速の社会貢献

 ポスティング・システムでアメリカ大リーグ入りをめざしていた村上宗隆内野手が、シカゴのホワイトソックスに決まったというニュースは、多くの日本人野球ファンをほっとさせただろう。交渉期限ぎりぎりまで決まらず、今回はどこからもオファーがないのではないかという噂まで飛び交っていたからだ。決まった経過の詳細は、まだわからないが、いろいろと話はあったらしい。真偽のほどは、またまた不明だが、ドジャースからとの交渉もあったという情報もある。ところが、かなりの好条件を求め、当初から試合に出場できるような要求も村上側からだしており、それにたいして、ドジャースは村上の守備位置にはすでに不動のレギュラーがいることから、むしろ長期的な観点での育成を念頭においていた、という擦れ違いから、話がまとまらなかったという。本当に村上自身がそんな条件をだしていたのか、あるいは代理人の意向が強く反映していたのかも不明である。契約金額の歩合で成功報酬になるはずだから、代理人はできるだけ高く売りつけようとする傾向があるようだから、村上自身の意図ではないような気もするのである。 “村上早速の社会貢献” の続きを読む

残酷なトレード?

 ある意味非常に残酷な記事があった。
「「一緒にローテーションで投げるのは夢」グラスノーが絶賛 2年連続CY賞左腕スクーバルは「完璧にフィットする存在」」
https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=106436#goog_rewarded
 タイガースのエース、スクーバルがドジャースにくるかも知れないという情報があって、ドジャースのグラスノーがすばらしい、一緒にやれるのは夢だと語ったという記事である。元記事は12月16日付けの雑誌に掲載されたものだが、おそらくそのときには、スクーバルの移籍については、確定していなかったのだろう。 “残酷なトレード?” の続きを読む

人間性は能力ではないのか ソト騒動で考える

 ニューヨーク・メッツのフアン・ソトを軸とした騒動にyoutubeは賑わっている。かなりのフェイク・ニュースが氾濫しているが、騒動であることは間違いないようだ。
 今回の騒動のきっかけは、メッツの中心選手であるディアスとアロンソがいずれもFAから、それぞれドジャース、オリオールズに移籍したことであった。そして、それぞれ記者会見で、メッツの球団としての雰囲気が壊れ、とくにソトによる仲間性の破壊となるような、人への敬意を払わない態度が、耐えられなくなったと両人ともに語っている。こういうことは、記者会見での発言であり、また、たくさんのyoutubeが発信しているので、おそらく正しいのだろう。 “人間性は能力ではないのか ソト騒動で考える” の続きを読む

全盛時代の巨人は理論的であり、個性を活かしていた

 プロ野球の巨人がもめている。内部的にはもめていないかも知れないが、ファンたちの間ではかなりの騒動になっているようだ。それは、1軍打撃コーチの二岡、二軍監督の桑田、そして3軍の駒田という3人の指導者たちが、解任されたことであり、更には、優勝を逃した最大の責任者である阿部監督がそのままであるということも関係しているといえる。とくに、桑田と阿部の関係が取り沙汰され、桑田を解任したことは、巨人の将来にとってマイナスという見解が、OBたちには多いようだ。そして、先日山口オーナーが、桑田にはフロントのポストを用意したのに断られた、などと釈明したことが、油に火を注いだ感じになっている。 “全盛時代の巨人は理論的であり、個性を活かしていた” の続きを読む

WS優勝のロバーツ監督への低い評価

 MLBの優秀監督を担当記者たちが選ぶ賞で、今期ワールド・シリーズ優勝をなしとげたドジャースのロバーツ監督が選ばれなかったことが、話題となっている。しかも、単に選ばれなかっただけではなく、一票も入らなかったというのだ。記者はMLB担当記者30名が、1位、2位、3位の順をつけて投票するということだ。とすれば、全部で90票が投じられることになる。そのうち1票もロバーツの名前が書かれていなかったというのだから、かなり驚きだ。しかし、ある大リーグ・レジェンドで解説者(オルティーズ)が、この件について詳しく自分の受け取りを語っているyoutubeがあったが、全面的に賛成している。
 ナ・リーグ(ドジャースが属するリーグ)では、ブルワーズのマーフィー監督が圧倒的な票獲得で選出されたという。しかも2年連続である。 “WS優勝のロバーツ監督への低い評価” の続きを読む

ワールドシリーズでの山本の連投

 今年のワールド・シリーズは本当に面白かったし、レベルの高い野球を見せてくれたと思う。最近はテレビをほとんどみないので、レベルの高い野球などといっても、本当に理解しているかどうかはわからないが、しかし、第7戦の山本が登場したあたりからは、テレビを見ていて、本当にすごいと思った。とくに、山本がでてきてから、守備陣が鉄壁の守りどころか、それ以上のすごい守備をみせていたのが印象的だった。 “ワールドシリーズでの山本の連投” の続きを読む

なぜ大谷・山本の勝利が消えるのか

 大谷翔平が先発し、5回をノーヒット無失点に押さえ、勝利投手の権利をえて降板したが、その次の6回に、あっという間に6点をとられて後続投手が大谷の勝利を消失させ、8回に大谷がホームランを打って同点においつくも、9回に変わった投手が失点、結局敗れてしまった。日本でのニュースは、大谷の「不運」よりは、50本塁打・50奪三振という記録がめだったが、私には、やはり大谷の勝利が簡単に消されてしまったことのほうが、強く意識された。打たれた投手がインタビューで語った内容がyoutubeにでていたが、「最後に頼るのは神だ」という発言にはびっくりした。これでプロスポーツ選手かと呆れてしまう。 “なぜ大谷・山本の勝利が消えるのか” の続きを読む

佐々木朗希はまだ復活とはいえない

 佐々木朗希が3Aで5度目に登板した投球をみた。佐々木の投球だけを抽出して全部みせてくれる映像というのは、まったく便利なものだ。
 最後の3Aでの登板ということで、気合がはいっていたのか、160キロを超える球を連発していたから、さすがに打者も打てない状態だった。だから、佐々木完全復活などという見出しもあったが、残念ながら、ノルマとされた5回をなげきるということができなかった。5回に突然崩れ、四死級を与え、ヒットを打たれるので失点を重ねて、あと一歩のところでマウンドを降りた。しかし、私には、不可解に思われたが、当人は満足そうな表情をしていた。 “佐々木朗希はまだ復活とはいえない” の続きを読む

大谷翔平と佐々木朗希

 大谷翔平と佐々木朗希がまったく逆の様相で話題をよんでいる。佐々木朗希は、メジャー挑戦した時点で、日本では多くの批判があり、日本できちんと活躍できなかった選手がアメリカのメジャーで通用するわけがない、そのうち怪我して休むだろうというような批判が主だった。そして、現時点ではその通りになっている。看板の160キロを超える速球はまったく影を潜め、コントロールも悪い。何度目かのマイナーでの登板の映像をみたが、ほとんどの速球が大きく右にそれてしまい完全なボールになっていた。メジャーのボールはすべるというが、いまの時点で慣れていないわけではないだろう。あれでは、メジャーで通用するようになるためには、基礎体力からの改造が必要なのではないかと感じた。 “大谷翔平と佐々木朗希” の続きを読む

ダイリーグの報復死球が酷い

 直近のドジャースとパドレスの試合での、報復死球の連発はあまりに酷いものがあると感じている人が多いに違いない。アメリカの解説者のなかでは、報復死球は伝統的なもので、とくに問題がないなどと語っている人もいるが、大谷は2回も被害にあっており、映像をみるかぎり、ほぼ間違いなく故意にあてている。とくに一度目の死球などは、最初に膝あたりをねらったのだが、大谷がうまくよけたので、次の投球では、よけることを計算にいれた腰あたりを狙ってなげている。だから、バッターボックスの端あたりになげられていて、逆にいえば、大谷がまったく逃げなければ、お尻のあたりを外れた可能性すらある。しかし、近くにくる投球には、反射的に後に下がってよけるから、よけてくるあたりになげたわけだ。試合後の記者会見で、投手が、「故意か」と聞かれて、「みればわかるだろう」と、事実上故意であることを認める回答をしたとされる。

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