五十嵐顕考察33 教育財政研究について1

 いままで何度か、五十嵐の財政論について書いてきたが、概略的にまとめる必要がでてきたので、これまで書いていない部分について主に書くことにする。
 五十嵐は、東大の教育財政学担当の教官として、26年間勤めたが、教育財政学の研究者になったのは、自分自身の意志ではなく、偶然の要請だった。1946年に戦地から帰って、就職先がなかったときに、国立教育研修所で助手を募集していることを知らされ、そこで宗像誠也に、アメリカの教育委員会制度を調査してほしいと依頼されたのがきっかけだった。依頼の対象は教育委員会制度だったが、アメリカの教育委員会は、自主財源をもっているところが多く、教育政策の決定と執行を行う組織だったが、それでも財政的には貧弱で、州や連邦政府の補助金が必要であるために、同時に教育財政の調査を行うことになった。そして、その調査が認められて東大に迎えら、教育財政学の担当者になった。したがって、それまで教育財政学の研究上のトレーニングはおろか、研究のトレーニングもうけたことがなかったのである。それもあってと思うが、五十嵐教育財政学は、通常の財政学とはかなり色合いの異なるものになった。

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ジャニーズは解体しかないのではないか

 別の文章を用意していたのだが、急遽この話題に切り換えることにした。これまで不安視されてきたジャニーズ関連のできごとが、ついに現実のものになってしまったからだある。それは、ジャニー氏及び事務所のあまりに冷酷な所業によって、生命が失われるのではないか、という不安であった。現時点では、ふたりの件が報道されている。

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ジャニーズと旧ソ連の人材育成システムの類似性を考える

 芸能界にはまったく興味のない私だが、ジャニーズ問題は、まったく別の観点で非常に興味がある。そのなかでも、ジャニーズでは、所属タレントが取り分が25%だということに驚いた人が多い。出演料として受けとった分の半分を、経費として事務所がとり、残りを折半するというのだから、驚いてしまう。もちろん、さまざまな支援があるとしても、実際に仕事をして報酬を得るのは、タレント自身であるし、また、タレントに価値を認めるから採用した企業は高いお金を払うのだろう。

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美しいメロディー10選

 
 普段車田和寿氏のyoutubeを愛聴している。そして、最近、「美しいメロディー5選」というテーマのものがあったのだが、それが私の思っている「美しいメロディー」とはほとんど違っていたので、自分なりの10選をしてみた。ちなみに、車田氏のものは
・バッハ カンタータ82番の3
・シューベルト 「美しき水車小屋の娘」から「小川の子守歌」
・ベルリーニ ノルマから「清らかな女神」
・グリーク 春
・ラフマニノフ ヴォカリーズ 
だった。このなかで、私も美しいメロディーの5本にあげたいと思うのは、「清らかな女神」だけだった。もちろん、美しい曲とはいえない、というつもりはないが、最初にあがってくるようなものかなあ、と思ったわけだ。もちろん、メロディーに対する好みは、人によって違うので、この選択を否定するつもりはない。そして、車田氏はバス歌手であるということで、男性用の歌を中心に考えているのかもしれない。(バッハ、シュウーベルト)

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