トランプの登場後、ウクライナ戦争の動向は激しく変化している。何度も文章を書きかけたのだが、書いているうちに情勢が変化してしまうので、没にせざるをえない文がいくつかあった。
トランプは、当初あからさまにプーチン寄りの姿勢をとり、まともな神経をもっているとは思えなかったが、途中、多少なりともウクライナへの配慮もするようになった。が、現在のところ、プーチンが戦争をやめる気がないことがわかった段階でも、プーチンよりの姿勢をとっているといえる。あれだけ戦争を終わらせる必要があるといっているのだから、そのためには、終わらせる気持のないプーチンを叩く以外には戦争集結は不可能だと思うのだが、結局、トランプは、責任感をもって対処しようとしているわけでもなく、アメリカが損をしなければよい、和平を実現してノーベル賞を手にすれば、それにこしたことはない、という姿勢なのだろうか。とにかくトランプの今後は予想できないが、ウクライナ戦争の行方の筋道はわかる。