三上和夫氏といっても、知る人ぞ知るということもいえるが、教育学の世界では、著名であるし、また実力ある研究者だった。現在、私は、大学時代の教授(ただしゼミ生ではない)であった五十嵐顕全集の編集の手伝いをしているのであるが、五十嵐先生がなくなったとき、強く著作集の刊行を三上氏が主張したが、反対もあり、それは実現しなかった。その経緯については、三上氏から直接何度も聞かされており、したがって、今五十嵐顕全集が準備されていることについて、三上氏は非常に喜び、可能な協力を惜しまなかった。その協力によって入手できた五十嵐論文も少なくない。しかし、この完成をまたずして亡くなられたことは、本当に残念だ。
月別: 2025年6月
ダイリーグの報復死球が酷い
直近のドジャースとパドレスの試合での、報復死球の連発はあまりに酷いものがあると感じている人が多いに違いない。アメリカの解説者のなかでは、報復死球は伝統的なもので、とくに問題がないなどと語っている人もいるが、大谷は2回も被害にあっており、映像をみるかぎり、ほぼ間違いなく故意にあてている。とくに一度目の死球などは、最初に膝あたりをねらったのだが、大谷がうまくよけたので、次の投球では、よけることを計算にいれた腰あたりを狙ってなげている。だから、バッターボックスの端あたりになげられていて、逆にいえば、大谷がまったく逃げなければ、お尻のあたりを外れた可能性すらある。しかし、近くにくる投球には、反射的に後に下がってよけるから、よけてくるあたりになげたわけだ。試合後の記者会見で、投手が、「故意か」と聞かれて、「みればわかるだろう」と、事実上故意であることを認める回答をしたとされる。
長嶋が亡くなった
長嶋茂雄が亡くなったという。読売は号外までだしていた。いつ亡くなっても不思議ではないような健康状態だったから、ついにきたかという感じだが、やはり、時代をつくった人物だ。
私は、これでも小学生のころは野球少年で、中学の部活などには入らなかったが、草野球として大学院時代まで野球はやっていた。駒沢の近くに住んでいたので、駒沢球場があったころは、けっこう頻繁にいったが、やはり、後楽園で巨人戦をみることが、楽しみだった。長嶋が新人として入団して、金田に4三振をくらった試合は、ずっとテレビでみていたし、天覧時代などもやはりテレビでみていた。後楽園球場では、金田や長嶋、王が全盛時代によく見に行ったものだ。