ゼミ生インタビュー第一回(1)アリエ&りゅう

卒業生シリーズを始めたわけですか、現役生にも登場してもらうことにしました。今4年生は採用試験や就活の真っ最中なので、それが一段落つく秋に出てもらうことにして、まずは3年生から2人ペアで登場してもらうことにしました。今年度の3年生太田ゼミは、非常に珍しく男女同数なので、ペアがいいかと思いました。
最初は、アリエさん(ア)とりゅう君(り)です。
文教大学に入学したきっかけ

お 先陣をきって登場してもらったわけですが、まずは文教大学に入ったきっかけについて話してください。
ア 教師をずっとめざしていた関係で、教師になるといったら、文教大学を受けようかなと。特別支援の教師になりたかったのですが、人間科学部なら、選抜試験受かればなれるし、ここにしようと思いました。
お 新潟ですね、実家から遠いでしょう。家族の反対はなかったんですか。
ア ないですね。
お どこにでもいきなさいと。
ア そんな感じですね。(笑)新潟に教師になれる私立とかなくて、国立落ちたので、どこでもいいよという感じだったです。
り 僕も一緒で、教師をめざしていて、高校の先生に、文教を勧められて、国立も受けたんですが、結果的に文教にはいりました。
お 教師には何故なりたいと思ったのですか。
ア 私は、弟が自閉症で、特別支援学級だったんですが、先生が障害について十分配慮してくれなかったのです。それなら私がいい先生になって、できることないかなと思って、なりたいとおもいました。
お その先生は、障害について勉強したわけでもないし、自閉症をどう扱っていいか、普通の教師はわからなかったんじゃないかと思うけど。
ア そうなんですよ。その先生が悪いというわけではなくて、特別支援の免許もっていない先生が、代理でやるみたいな感じだったので、対応は難しかったのかなあ。小学校の免許の先生でした。
お そういうのはめずらしくないけどね
り 僕は、年が10歳くらい離れた弟がいて、その弟に接していたり、教えていたりするうちに、教えるというのは楽しいな、やりがいがあるなと感じるところから、教師をめざすように。
お 弟だと、どうしてこんなことわからないのか、というような教えるもどかしさなどを感じることはあるでしょう。
り もどかしいのはありますけど、それも含めて、できたときには、「できた」と、こっちも達成感があるし、相手も達成感があるので、楽しいなと思って。
お 僕も弟で、兄貴に教わったことなんかないんだけど、弟って、喜んでお兄さんに教わるものなの?
り 年が離れていたというのもありますね。一つ上に姉がいて、姉と一緒に弟をかわいがって教えていましたね。

文教大学について

お 文教大学に入ってどう感じましたか。
ア ちょっと田舎にあるせいか、学生みなが、静かというか、穏やかな印象をうけますね。やさしい感じがしますね。
お 自分が突出している感じですね。
ア ははは。それも感じますね。(笑)それから授業などもまじめな感じがします。教職に特化しているというか、教師を目指している学生がとても多い。

藤井
お 企業というと、競争社会にはいっていく感じだけど、そういうのには、むかないイメージですか。教師、福祉職、カウンセラーのような仕事が向いている?
ア 確かに。競争社会にむいていそうな人は少ない印象はありますね。
お 現代社会にはあまり適応できない感じという意味?
ア そうでもないんですけど、のんびりしている人が多いかなという印象かあるので
り 三学部あるじゃないですか。教育やる人は、教育学部だけだと思っていたんですけど、人間科学部にいざ入ってみると、先生やりたいという人がいっぱいいて、すごくよかったです。
お では、企業就職をめざしている人というのは、疎外感を感じているような?
ア 学科によるとおもいます。人間科学科だと、公務員、教師志望が多いんですけど、心理学科だと、企業就職が多いので、自分がいる場所によるかとおもいます。
お 心理学科には、就活ゼミというのがあって、そこには、学部としてかなりの力を入れているんだよね。

部活について

お 部活は何をしているんですか。
ア 私はCフラというボランティア部にはいっています。活動内容は、点字とか、手話を勉強したり、子どもたちと遊ぶことです。特別支援の先生になるために必要かなと思って入ったんですけど、実際の聾者さんと話す機会がもてて、入部して毎日とても充実していますね。
お 具体的にはどんな活動をしているんですか。
ア 手話は、週2で、単語勉強したり、ゲームをしたりとか、点字も週1で、点字の文字だけではなく、法則があるので、詳しい勉強とかしています。あとは、障害児と遊ぶ活動があります。
お 手話はいろいろな流派があるようなんだけど。独自の文法をもっているのと、日本語をそのまま置き換えているというのと。
ア 日本手話と日本語手話です。私は日本語手話を勉強しています。それは、日本語の文をそのまま単語ごと手話の単語に置き換えるんです。
お 私 いく 学校 へ とか
ア はい。それに対して、日本手話というのは、最初から耳がきこえない人がやるもので、独自の文法をもっている新しい手話の言語なんです。
お 双方の手話の間での会話は可能なんですか。
ア できます。なんとなく、構文が違うんですけど、できなくはないです。
お でも、微妙な表現は難しそうだけど。
ア 疑問の仕方などは、違うかも知れません。
お 前から手話に関して思っているだけど、英語にもあるしドイツ語にもある。各国にありますね。その通訳できる人はいるの?
ア そこはわからないです。確かにいるかも知れませんね。
お そういうをめざした人いないのかな
ア 私も考えたことないので、調べてみます。
お 前から卒論で手話をやるという学生がたまにいるんだけど、手話の通訳とかを研究してと言うんだけど、魅力を感じてくれないんだけど。
ア 気になりますけどね。
お そうだよね。そうしないと、国際交流はできないから
ア そうですね。しないといったら、それで終わりですからね。
り 僕は、学習ボランティアなずなに入っています。週1で児童養護施設で子どもたちと遊ぶのですが、部員が、予め出し物とか、遊びを用意してもっていきます。
お なずなは、部会は分かれているんですか。
り 三パートに分かれていて、障害をもった子どもと遊ぶパートが2つあって、児童養護施設の子どもと遊ぶパートがあります。
お 児童養護施設の子どもと接して、なにか感じることは?
り ほとんど普通の子どもと変わらないですね。ちょっとやんちゃだったり、やりすぎることがあるかな、遊びでも。
お 甘えが足りないとかよくいうじゃない。
り それはあります。一番最初にいったときでも、人見知りしないでなついてくる。一人を独占したがる傾向は強いですね。
お それで喧嘩したりというようなことは?

 

須田
り ありますね。でも、そこは学生がうまくおさめています。一人としか遊ばないという子どもも多いですね。一人の学生を毎回独占して、ずっと一人としか接していない。その学生が、活動にいかない日があると、今日はやらないといって、部屋に戻ったりとか。一人を独占するタイプの子どもは多いですね。
お 学生もたくさんいないと困ってしまうね。
り そこはうまく、学生がいろいろな子どもと接するようにして、一対一で遊びたい子ども同士を一緒に遊ばせるように配慮しながら、やっている感じですね。
お 今日はこの一対一をチェンジしてみようということはあるの?
り それは意図しなくても、けっこうやっています。
お 自然に。でもさっきの子どもだったら嫌がるでしょう。
り 嫌がりますね。そしたら、一緒になって遊んだりして、いろいろな学生とその子が遊べるようにしています。

ゼミ生インタビュー第一回(2)

バイトについて

お バイトなどは
ア 私は焼き肉屋さんで働いています。個人経営なんですけど、ゼミのならちゃんも一緒に働いています。
お そういうところは、面白い話がありそうだけど。
ア けっこう店長がユニークなかたなんですね。シャンパンのコルクをあけるときに私にあててきたりとか。持ち込みも自由で、お客さんもユニークなんですよ。毎回床をケーキだらけにしていくお客さんとかいます。
お ケーキだらけってどういうこと?
ア 誕生日会を毎月やるんですよ。それで、顔面にケーキをなげる祝い方あるじゃないですか。
お 実際に見たことないけど。
ア うちは毎月いらっしゃるんです。毎月投げて、床を掃除しなければならない。でも、うちぐらいしか、やるとこないんですよ。

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お そういうのやる人って、やられるのが好きなの?
ア 仕方なくやられているんだと思います。やるほうが楽しいんですよ。
お 誕生日はどっちなの?
り やられるほうです。
お それって、どこの習慣なの?
ア 学生はけっこうやるんですよ。どこからきたのかはわからないですけど。
り やりますね。
ア パイ投げって呼んでます。
り パイ投げのケーキ版。
ア 学内にケーキ散乱していることありますよ。
り けっこうやられています。
お どこで?
ア 中庭のあたりとか。豆腐とかもありますね。
お 掃除はどうするの。掃除のおじさんにまかせてしまうの?
ア 新聞紙を敷いて、あとで回収します。
お 先生でも知っている人いる?
ア どうなんでしょうね。あまり好ましい事実ではないですよね。
お たとえば、アフリカに飢えた子どもがいるのにとか。
ア ははは。こんなことに使ってしまうのは。
お 野球のビールかけってあるでしょう。あれも、我々世代はもったいないという感覚なんだよね。
ア ああいう感じですよね。
お りゅう君はバイトは?
り 僕は居酒屋で。アリエさんの近くです。
ア この前もきてくれて。
お 先生なんかもよく来るの
り 青山先生が月1くらいで。
ア 私も青山先生がきてくれました。
り 青山先生のゼミ生とかが、わりと常連さんで。あとは吹奏楽部の先生が。
お 柳田先生だよね。

ゼミでの勉強

お 太田ゼミではどういう勉強をしていますか。
り 太田ゼミでは、自分の興味関心のあるテーマについての研究(特別支援、家庭教育、学級など)のメインのゼミに加え、サブゼミがあります。社会科、特別支援、埼玉セミナー、メインサブゼミが開講されています。私は、特別支援ゼミ、埼玉セミナーゼミ、メインサブゼミの3つのサブゼミに参加しています。特別支援ゼミでは、オリバー・サックスの「妻を帽子とまちがえた男」という神経学者のオリバー・サックスがみた患者の記録を読み感想を出しあっています。埼玉セミナーゼミは、主に論文練習で、他の人の文章にコメントをしたりしています。メインサブゼミでは、勝田守一の『能力と発達と学習-教育学入門』を読み、章ごとにまとめを発表し、議論したり、疑問点を出しあうということをしています。
私は、メインゼミで「自閉症の子ども」について、研究しています。対人関係の築きが困難な自閉症児がどのような人間関係の環境に身をおいているのか調べようと思っています。毎週グループごとに各自の研究の進行を発表しあい、議論したり、課題を見つけていくという作業をしています。
今は、自閉症についての基本的な特徴を文献や論文から勉強しています。また、自閉症の人が書いた自伝や、対話録などを読んでいます。
ア 私は将来特別支援の教員になることを目指しているので、そのために必要な知識はもちろんのこと教師としての質の高い教養・知識を身に着けたいと考えています。また、研究を通してインクルーシブ教育を中心とした特別支援に関する深い知識を学びたいです。

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太田先生のゼミでは、月曜に行われるメインゼミと、他にもサブゼミと呼ばれる勉強会も行っています。本ゼミは、自分の研究したい分野に別れてそれぞれ研究を進めています。私は「地域」のグループで「インクルージョン教育」について研究を進めています。今は文献を読み進めたり問題提起を整理したりしています。そのうち生徒にインタビューに学校訪問をしたりする予定です。グループで質問しあったり指摘しあったりするので大変勉強になります。サブゼミは、複数ありゼミ生がそれぞれ自分の勉強したいサブゼミに入って専門性を高めています。私の場合は、特別支援のサブゼミとゼミ生の全員が対象となるメインサブゼミの二つに入って勉強しています。どちらも文献を読み進める勉強ですが、特別支援のサブゼミは、メーリスで行っており、主にオリバー・サックスの書いた書籍をみんなで読み進めて、意見交換しています。メインサブゼミは木曜の2限に集まれる人が勉強しています。ゼミ生一人一人が分担して内容を要約したり、みんなでわからないところを話し合ったりしています。他のゼミ生のレポートを読んだりみんなで討論したりするので大変刺激になります。ゼミでは充実した時間を過ごせています。

特別支援教育について

お 卒業後は教師になるということですが、それ以外は考えたことはない?
ア 聴覚障害児の指導という授業を受けていまして、文教大学卒業生は一年群馬大学に通うと特別支援の聴覚障害の分野もとれるよと言われて、そういう道もあるのかと。
お それは、今の教員免許法だと、特別支援教員の免許では、視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱等の領域を扱うためには、それぞれ指定された単位をとる必要があるんだけど、今の人間科学部でとれる特別支援の免許では、そこまでカバーしていないということですか。
ア はい、そうなんです。私たちは、社会科を基礎免許にして、特別支援の免許をとるので、聴覚障害の授業はあるんですけど、その領域の担当になるための必要な単位には不足しているんです。手話を勉強していて、ちょっと聾学校も興味があって、行きたいなと思ったですけど、そのためには更に専攻科で学ぶ必要があるんです。
お 以前、特別支援の勉強会で、オリバー・サックスの『手話の世界』という本をみんなでじっくり読んだんだけど。
ア ゼミにはいる前に先生に勧められて読んで見ようと思ったんですけど、まだ読んでいないです。
お 難しいけど、面白い本だよね。手話は音声言語より優れているという。
ア けっこう突飛ですね。
お 音声言語は二次元だけど、手話は三次元だ。だから表現力が優れているという説なんだけど。
ア 手話は盲聾のひとたちって、目が見えなかったり、耳が聞こえなかったりしても、触って会話したりもできるので、有効かも知れないですね。
お りゅう君も特別支援には興味があるみたいなんだけど、
り きっかけは、補助教ボランティアに入ったことがあって、そこにふたり発達障害の子どもがいて。
お どういう障害?
り 自閉ともうひとりは、重複していて、重い感じです。特別支援学級に入ったほうがいいような子どもだったんですけど、親が反対していて、入れなかったんです。そういう子どもをみていて、通常学級でも、発達障害の子どもが普通にいる時代だから、特別支援教育は大事だなと思った。
お ボランティアとしてみていると、あまりうまくいっていない感じですか。
り うーん、2学期から、軽度の子どもは、特別支援学級に通うようになって、すごくいい影響があったみたいで、様子みると、活発になったし、いろいろと話すようになってくれたんで、それをみて、特別支援教育ってすごいなと。うまくいっていなかたったというわけではないです。
お 将来そちらの方向にいこうというわけではない?
り 考え中ですね。そっちにも興味がでてきたので。

ゼミ学生インタビュー第一回(3)アリエ&りゅう

小さい頃のこと

お 小さいころはどういう子どもだったんですか
ア 目立ちたがり屋。まわりのひとより、自分はお姉さんだと思っていて、読み聞かせをするような感じでしたね。そんなに大人びているわけではなかったんですけど。
お 同年代であっても、。
ア ひとつ下でも面倒みたがるような感じだったので、教師になりたい感覚は小さいころからあったんですね。保母さんなんかにもなりたかった。
お おかあさんがそうだったとか。
ア おかあさんに面倒みてもらえなかった感じなんです。仕事がいそがしくて。むしろおばあちゃんに面倒みてもらっていたんです。でも弟がいたのが大きかったですね。私が弟の面倒みなきゃって感じですね。
お こういう風にして遊んだというのは?
ア 本読んだり、アニメの主人公になりきるとか。幼稚園のときに、アルプスの少女ハイジが好きだったんです。私は今日クララなのといって、園に入っていって、一日クララとして過ごすとか。ハイジとして、あるいは今日私はトトロよっていって、トトロになりきって過ごすとか。

kindergarden
お まわりもそのつもりで応対してくれる?
ア そうだったんじゃないでしょうか。先生とかも。友達もけっこうなりきりごっこが多くかったです。少女まんがの人物になったりとか。
お それは幼稚園ですね。小学校ではどうだったの。
ア 小学校は、ふつうにケイドロとか。警察と泥棒という遊びなんですけど、檻の場所を決めて、そこに泥棒と警察がいて、泥棒が警察に捕まえられたら檻にいれられるという遊びです。
お 鬼ごっこみたいに逃げるわけ
り でも泥棒が檻にいる泥棒をタッチしたら逃げられる。よくやっていましたね。
お けっこう足が速かった?
ア いや。全然速くなかったです。私が警察なんかやると、みんな泥棒逃げちゃうんですよ。
お スポーツはどうなんですか
ア あまりできなくて、でも、親がスキーをやっていて、小三から一対一で教えてもらったので、大丈夫です。あとスノボもやってみたらできたので。
お 今年卒業した学生で、運動オンチで、運動会が大嫌いだったけど、スキーはすごく上手だという人がいました。スキーは独特なものなのかな。
ア 私はたぶん、一対一で教えてもらったことが、大きいです。
お 他も一対一で教えてもらえればできたに違いないと。
ア たぶんそうだと思います。去年、水泳をやっていたんですけど、知らないおじさんが、泳ぎ方をおしえてくれて、それで泳げるようになりましたね。
お 運動部に入ったことは?
ア ないです。
お 地域のスポーツクラブなんかは
ア ちょっとバレーとテニスを隔週でやるところにはいっていたんですけど、なかなかできませんでしたね。
り 子ども時代はずっと野球少年だったです。リトルリーグ。

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お 硬式を?
り 硬式はやっていないです。中学までずっと野球やっていました。
お リトルリーグのチームはどの程度だったの
り そんなに強くないですけど、市で二部のところで。
オ リトルリーグも部にわかれているの?
り 市単位でわかれていてて、四部までありました。大学と同じ感じで。トーナメントだったり、部内部でのリーグ戦だったりがありました。
お 中学では野球部?
り はい。
お りゅう君の年代の野球のアイドルはだれなの
り 斎藤佑樹、ダルビッシュ、まーくんとかが一番はまる感じですね。あとは清原、桑田とか。
お 清原と桑田って、すごく分かれるじゃない。ファンも。どっち派なの。
り 小学校のときピッチャーだったので、桑田派ですね。
お 僕もずっと桑田派なんだけど。なんで世間はあんなに清原をもちあげるの?って思っていたけどね。
り 日本はすごいバッターがあまりないような気がするんです。ピッチャーなら野茂とかいるんですけど。ホームランバッターはいない。
お 王とか野村とかいるじゃない。僕らの世代だとアイドルは長嶋と王、それから金田。
り バッターってあまりいない気がします。いま考えても
お 高校にいったら?
り 違うのをやろうと思って、ハンドボールやっていました。
お 野球とハンドボールって似ているよね。
り いや、全然違いますよ。投げ方が全然違うんです。野球は肘じゃないですか。ハンドボールって、投げる競技で一番重いボールなんです。
お 砲丸投げとかバスケは、投げるという感じではないからね。あれ、重いんだ。
り けっこう重いです。肩からいかないとけがする。肘はまげない。しなる感じです。けっこうむずかしかったです。ジャンプ力も必要だし。
お ハンドボールって、日本はあまり強くないよね
り そうですね。
お それは何故だと思う
り 競技人口が一番、すくない。富岡が国体があったところで、群馬ではさかんで、そこしか強くないです。
お 会場をとりにくい気がするけど。
り そうです。ちょっと、大きいんですよ。体育館でも足りない。バスケ2面とるじゃないですか。でもその大きさだとむずかしいんですよ。余白がなくなって、危険なんです。
お 勢いあまって、ぶつかるとか。それで大学にきて、なずなというのは、また大きな変化ですね。
り 独り暮らしで、運動部にはいっていたら、やっていけないという心配があって、おとなしめの部活にはいって。運動すると疲れるし、身体がもたないです。
ア バイトもしてだしね。

大学に望むこと

お 大学で過ごしていて、こんなことを望みたいということがあれば。
ア もっと自由に授業がとれたらいいなと思いますね。かぶったりするし。単位制限もある。そもそも聴講できないのがあったりして。
お 講義科目でも?
ア そうですね。自由じゃないのかなあと、もっと自由に。
す 僕らの一つ上の学年は、単位制限がなかった。申請書出せば全員とおる。僕らは、教職が卒業単位に含まれないのに、それを含んで単位制限28単位なので、それがちょっと厳しいですね。3年生になって、すごく授業をこなさなければいけない。
お それは4年でとらないと思っているからというのもあるんじゃない?
ア 私は10単位くらいは4年にまわしているんですけど、実習のことを考えると、それが精一杯かな。
お 実習は、別に考慮されるはずですね。
ア でも勉強したりという意味では。
お 授業とるからには、ちゃんと勉強したいと
ア はい。
お では、今日はどうもありがとう。ゼミだけでなく、大学生活全般頑張ってください。