ゼミ学生インタビュー第一回(3)アリエ&りゅう

小さい頃のこと

お 小さいころはどういう子どもだったんですか
ア 目立ちたがり屋。まわりのひとより、自分はお姉さんだと思っていて、読み聞かせをするような感じでしたね。そんなに大人びているわけではなかったんですけど。
お 同年代であっても、。
ア ひとつ下でも面倒みたがるような感じだったので、教師になりたい感覚は小さいころからあったんですね。保母さんなんかにもなりたかった。
お おかあさんがそうだったとか。
ア おかあさんに面倒みてもらえなかった感じなんです。仕事がいそがしくて。むしろおばあちゃんに面倒みてもらっていたんです。でも弟がいたのが大きかったですね。私が弟の面倒みなきゃって感じですね。
お こういう風にして遊んだというのは?
ア 本読んだり、アニメの主人公になりきるとか。幼稚園のときに、アルプスの少女ハイジが好きだったんです。私は今日クララなのといって、園に入っていって、一日クララとして過ごすとか。ハイジとして、あるいは今日私はトトロよっていって、トトロになりきって過ごすとか。

kindergarden
お まわりもそのつもりで応対してくれる?
ア そうだったんじゃないでしょうか。先生とかも。友達もけっこうなりきりごっこが多くかったです。少女まんがの人物になったりとか。
お それは幼稚園ですね。小学校ではどうだったの。
ア 小学校は、ふつうにケイドロとか。警察と泥棒という遊びなんですけど、檻の場所を決めて、そこに泥棒と警察がいて、泥棒が警察に捕まえられたら檻にいれられるという遊びです。
お 鬼ごっこみたいに逃げるわけ
り でも泥棒が檻にいる泥棒をタッチしたら逃げられる。よくやっていましたね。
お けっこう足が速かった?
ア いや。全然速くなかったです。私が警察なんかやると、みんな泥棒逃げちゃうんですよ。
お スポーツはどうなんですか
ア あまりできなくて、でも、親がスキーをやっていて、小三から一対一で教えてもらったので、大丈夫です。あとスノボもやってみたらできたので。
お 今年卒業した学生で、運動オンチで、運動会が大嫌いだったけど、スキーはすごく上手だという人がいました。スキーは独特なものなのかな。
ア 私はたぶん、一対一で教えてもらったことが、大きいです。
お 他も一対一で教えてもらえればできたに違いないと。
ア たぶんそうだと思います。去年、水泳をやっていたんですけど、知らないおじさんが、泳ぎ方をおしえてくれて、それで泳げるようになりましたね。
お 運動部に入ったことは?
ア ないです。
お 地域のスポーツクラブなんかは
ア ちょっとバレーとテニスを隔週でやるところにはいっていたんですけど、なかなかできませんでしたね。
り 子ども時代はずっと野球少年だったです。リトルリーグ。

baseball
お 硬式を?
り 硬式はやっていないです。中学までずっと野球やっていました。
お リトルリーグのチームはどの程度だったの
り そんなに強くないですけど、市で二部のところで。
オ リトルリーグも部にわかれているの?
り 市単位でわかれていてて、四部までありました。大学と同じ感じで。トーナメントだったり、部内部でのリーグ戦だったりがありました。
お 中学では野球部?
り はい。
お りゅう君の年代の野球のアイドルはだれなの
り 斎藤佑樹、ダルビッシュ、まーくんとかが一番はまる感じですね。あとは清原、桑田とか。
お 清原と桑田って、すごく分かれるじゃない。ファンも。どっち派なの。
り 小学校のときピッチャーだったので、桑田派ですね。
お 僕もずっと桑田派なんだけど。なんで世間はあんなに清原をもちあげるの?って思っていたけどね。
り 日本はすごいバッターがあまりないような気がするんです。ピッチャーなら野茂とかいるんですけど。ホームランバッターはいない。
お 王とか野村とかいるじゃない。僕らの世代だとアイドルは長嶋と王、それから金田。
り バッターってあまりいない気がします。いま考えても
お 高校にいったら?
り 違うのをやろうと思って、ハンドボールやっていました。
お 野球とハンドボールって似ているよね。
り いや、全然違いますよ。投げ方が全然違うんです。野球は肘じゃないですか。ハンドボールって、投げる競技で一番重いボールなんです。
お 砲丸投げとかバスケは、投げるという感じではないからね。あれ、重いんだ。
り けっこう重いです。肩からいかないとけがする。肘はまげない。しなる感じです。けっこうむずかしかったです。ジャンプ力も必要だし。
お ハンドボールって、日本はあまり強くないよね
り そうですね。
お それは何故だと思う
り 競技人口が一番、すくない。富岡が国体があったところで、群馬ではさかんで、そこしか強くないです。
お 会場をとりにくい気がするけど。
り そうです。ちょっと、大きいんですよ。体育館でも足りない。バスケ2面とるじゃないですか。でもその大きさだとむずかしいんですよ。余白がなくなって、危険なんです。
お 勢いあまって、ぶつかるとか。それで大学にきて、なずなというのは、また大きな変化ですね。
り 独り暮らしで、運動部にはいっていたら、やっていけないという心配があって、おとなしめの部活にはいって。運動すると疲れるし、身体がもたないです。
ア バイトもしてだしね。

大学に望むこと

お 大学で過ごしていて、こんなことを望みたいということがあれば。
ア もっと自由に授業がとれたらいいなと思いますね。かぶったりするし。単位制限もある。そもそも聴講できないのがあったりして。
お 講義科目でも?
ア そうですね。自由じゃないのかなあと、もっと自由に。
す 僕らの一つ上の学年は、単位制限がなかった。申請書出せば全員とおる。僕らは、教職が卒業単位に含まれないのに、それを含んで単位制限28単位なので、それがちょっと厳しいですね。3年生になって、すごく授業をこなさなければいけない。
お それは4年でとらないと思っているからというのもあるんじゃない?
ア 私は10単位くらいは4年にまわしているんですけど、実習のことを考えると、それが精一杯かな。
お 実習は、別に考慮されるはずですね。
ア でも勉強したりという意味では。
お 授業とるからには、ちゃんと勉強したいと
ア はい。
お では、今日はどうもありがとう。ゼミだけでなく、大学生活全般頑張ってください。

 

投稿者: wakei

2020年3月まで文教大学人間科学部の教授でした。 以降は自由な教育研究者です。専門は教育学、とくにヨーロッパの学校制度の研究を行っています。