北海道旅行3 自然

 北海道に旅行にいく人の多くは、自然を堪能しようというのが目的だろう。首都圏で育ち、生活している身としては、やはり、北海道の自然は、雄大で見応えのあるものだった。日本のなかでは、北に位置するからヨーロッパの風景に似ていると感じさせるところな多々あった。今回の主な訪問先は東部だったが、函館から車で一気にいくのではなく、途中一泊しようということで、帯広に宿をとった。
 そして、まず訪問したのが、真鍋庭園だ。ここは明治期に香川県から移住した真鍋佐市氏が林業を始め、代を重ねるたびに形態や樹木が拡大され、1960年代に一般開放されるようになった。ヨーロッパ風庭園と日本庭園が共存する珍しい提案とされる。庭園といっても、本州の観光地でみられるものと比較して、面積が格段に広く、順路に従ってみていっても、けっこうな時間がかかる。

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北海道旅行2 史跡

今回は歴史的遺跡を中心に書くことにする。
 ただし、最初は途中のことで、八幡平の次の宿泊地である三沢のことだ。三沢では夕食を予約していなかったので、ホテルの人にスーパーマーケットを教えてもらって買い出しに。すると、とにかくものすごい爆音がひっきりなしに聞こえる。三沢基地の戦闘機の音だろう。通常の飛行機の音とは明かに違う。こんな音を日常的、かつ継続的に聞かされるとなると、本当にたいへんだと思う。道々妻と話すが、爆音のときには、全く自分の話し声すら聞こえない。しかし、更に驚いたことに、ホテルに帰って部屋に入ると、まったく聞こえないのだ。ここまで防音設備の性能がいいのかとびっくりした。最近騒音訴訟をあまりきかないのは、防音設備の深化が、騒音被害を緩和しているからなのだろうか。だが、外を歩いている限りでは、絶えがたいほどの爆音だったことは間違いない。

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北海道旅行1

 5月末から6月始めにかけて、10日ほど北海道旅行にいっていた。もっとも、通常であれば飛行機で札幌あたりに飛び、レンタカーで北海道を廻るということだろうが、車ですべての行程をこなした。妻には「変だ」とか「無駄だ」とかいう声があったらしいが、私は、そういうことを誰にもいわなかったので、いつもと変わらず、長距離ドライブ旅行をしてきた感じだ。一番遠くは知床半島だった。
 通常の旅行記を書くのは、不得手なので、特に感じたことを、いくつか書いておきたい。 “北海道旅行1” の続きを読む