大分間があいてしまったが、矢内原忠雄と丸山真男論を復活する。これまでこのブログでまとまったテーマで書いていたものを、いくつかきちんとした形でまとめていきたいと思っているが、そのひとつとして、矢内原忠雄と丸山真男に関する文章を考えている。
前回は、「知識人とは何か エドワード・サイードの知識人論」という文章で、2020年12月だったから、ずいぶん時間がたってしまった。
この18回で書いたように、矢内原忠雄と丸山真男を「知識人」論としてまとめていくつもりだが、その基礎となる議論として、サイードの知識人論を整理してみたわけだ。そして、矢内原と丸山の知識人論を比較してみることになるが、非常に興味深い違いがふたりにはある。