ネット大衆紙「ブルーカラー」というyoutube番組がある。ウクライナ情勢を比較的詳しく紹介しているので、私は頻繁に見ているのだが、日本の政治に対しては、完全に高市支持派で、いくぶん首を傾げるようなことを述べていることがある。今日の番組では、国民民主党の支持率が急激に落ちており、その原因は、103万円の壁撤廃のような生活にかかわる主張を弱めて、選択的夫婦別姓に賛同するような主張をしているのが、マイナスになっていると分析している。そして、選択的夫婦別姓の支持が多数であるとの、間違った情報を発信していると、批判していた。そして、夫婦別姓に反対している人が7割いるという数字をあげていた。 “選択的夫婦別姓と戸籍” の続きを読む
ワールドシリーズでの山本の連投
今年のワールド・シリーズは本当に面白かったし、レベルの高い野球を見せてくれたと思う。最近はテレビをほとんどみないので、レベルの高い野球などといっても、本当に理解しているかどうかはわからないが、しかし、第7戦の山本が登場したあたりからは、テレビを見ていて、本当にすごいと思った。とくに、山本がでてきてから、守備陣が鉄壁の守りどころか、それ以上のすごい守備をみせていたのが印象的だった。 “ワールドシリーズでの山本の連投” の続きを読む
矢内原忠雄・丸山真男・五十嵐顕1
私はこの3年間、大学時代の教授であった五十嵐顕先生(以下尊称略)の、最初著作集、そして現在は全集の編集に携わってきた。大学院時代の仲間が編集委員となっている。私自身は、五十嵐の指導性ではなかったし、また、親しく接したこともないのだが、とりあえず編集委員に加わることになった。
そして、けっこう多数の五十嵐論をここに書いてきた。まだ全集が完成していないので、なんともいえないのだが、収集された文章はすべて私がOCRにかけたり、直接打ち込んだりしてテキストファイル化してきた。したがって、すべての文章を読んだことになる。 “矢内原忠雄・丸山真男・五十嵐顕1” の続きを読む
ドホナーニを聴く2
ドホナーニのボックスを購入して、モーツァルトを聴いたところで、感想を書いたのだが、その後は時間がなくてあまり聴けなかった。やっと、シューマン全曲と、幻想交響曲、そしてマーラーの5番を聴き、いまブルックナーの4番を聴いている。
シューマン、幻想、マーラー5番はいずれも、どちらかというとがっかりした。とくに幻想とマーラーは、ドホナーニという指揮者には向いていないのか、あるいは、クリーブランドとの組み合わせが悪いのか。何が不満かといえば、あまりに真面目な演奏に過ぎる感じがするのだ。 “ドホナーニを聴く2” の続きを読む
ドラマ「シャーロック」1
これまでドラマと原作の相違を、「シャーロック・ホームズ」と「鬼平犯科帳」を素材にして、何度か考えてきたが、シャーロック・ホームズのまったく新しいシリーズのドラマをみて、またいろいろと刺激を受けそうだ。「シャーロック」というBBC制作のテレビドラマで、もちろん存在は知っていたが、原作とはかなり離れているということで、まったく見ていなかった。しかし、非常に面白いという記事を読んで、ディスクを探したところ、すべてを含んでいるらしい安価な製品があることを知ったので、購入して、これから順次みていこうと思っている。そして、今日最初の話をみた。 “ドラマ「シャーロック」1” の続きを読む
親指シフトは復活しないのか
一週間ほどブランクが生じてしまったが、実は旅行にいっていて、昨日帰宅したためだった。これまでは、旅行中にもブログを書いていたのだが、今回は、どういうわけか、もっていったノートパソコンのキーボードがおかしくなっていて、いくつかのキーが文字を打たないという、どうにもならない状況になってしまった。普段は、このノートパソコンは、文書のスキャンだけに活用していて、すべてがマウスで処理できるので、キーボードを使うことがなかった。こうしたトラブルが生じていることに気がつかず、旅行中にブログを書こうと思って、キーボードをたたいて初めて知ったのだった。それで書くことをあきらめざるをえなかった。 “親指シフトは復活しないのか” の続きを読む
消えゆく秋
日本には明確な四季があるために、豊かな文化が発展したという意識がある。(たとえば俳句)しかし、近年このことは崩壊しつつあるのではないかという不安が大きくなっている。つまり、春や秋が消えつつあるのではないかという意識である。多くのひとが感じているに違いない。
では、秋とは何なのか。大日本国語辞典(小学館)初め、国語辞書では、単に9月から11月とか、秋分から冬至までなどと、暦上の区分が説明されている。しかし、さすがに百科事典では、より詳細な説明がある。「日本大百科全書」には、以下のような記述がある。 “消えゆく秋” の続きを読む
ショパン・コンクールの感想
ショパン・コンクールが終わった。まだ、少数のyoutube演奏しか聞いていないが、結果について、いろいろな異論がでているようだ。ポーランド人の審査員が、一位の選出に異論を表明していた。また、日本人として牛田氏がファイナルに進めなかったことについて、疑問というよりは残念論が多かったようだ。牛田氏については、おそらくタイムオーバーだったようで、それがどのように響いたのかはわからないが、コンクールという性格上、時間制限を破れば、それは致命的だと考えられる。100メートル競走でのフライングのようなものだからだ。10分間の制限内での演奏で、プログラムは自分で構成するのだから、当然余裕のあるように、つまり、だいたい真ん中あたりですむようにプログラミングすると思うのだが、牛田氏のyoutubeは1時間を超えていたから、やはり、タイムオーバーだったのだろう。しかし、演奏家としては、それはまったく欠陥とはいえないことも確実だ。リサイタルの際、予定時間をオーバーしたところで、問題にはならないだろう。会館の利用時間をオーバーすれば、割増金をとられるかも知れないが、演奏家としての評価にはまったく関係ない。 “ショパン・コンクールの感想” の続きを読む
ウクライナにトマホークは必要か
あいかわらず、ウクライナ和平をめぐって、実現しそうもない案、しかし多くのひとの支持を集めている案が話題となっている。トランプが強力に主張している案だ。つまり、現状の戦線での停戦である。ウクライナ、ゼレンスキー大統領も、EU首脳も支持している。しかし、実現するとは思っていないだろう。何故なら、プーチンが承知するはずがないからだ。プーチンが望んでいるのは、領土ではないという意見が、専門家では多い。だとすれば、プーチンが現状をまず固定するという案を飲むはずがない。ただし、一応表向きプーチンが主張しているのは、一部占領している4つの州、それはロシアが勝手に独立宣言した州だが、それをロシア領土として承認することを要求している。しかし、あくまで一部を占領しているだけの州を割譲することなど、ウクライナが受け入れるわけがない。 “ウクライナにトマホークは必要か” の続きを読む
国会議員削減の合意?
維新が自民党との連立の条件として、国会議員定数の削減を要求し、高市総裁が了承したと報道されている。削減対象は、比例だという。比例を削減することは、自民党としても、特別問題を感じないに違いない。もちろん、比例で選出されている自民党議員もいるわけだから、そういう人たちからすれば、歓迎しないだろうが、ただ、少数議員の野党にとっては、死活問題であり、そこを削減できるという点で、自民党としては、受け入れがたい策ではないということだろう。
だが、選挙制度ができてから、ずっと問題でありつづけている党利党略による選挙システムの変更ということは、ここでも明確である。そうしたやり方で、国民の利益がより守られる方向にいくことは、考えにくい。 “国会議員削減の合意?” の続きを読む