8月2日に、政府は、コロナの医療体制を改め、これまではリスクのあるひとを幅広く入院させていたのに対して、入院の対象を重症者や重症化リスクのあるとして、それ以外は自宅療養を基本とするというのである。その理由は、医療が逼迫してきたからだという。
そして、これまで入院しないと可能でなかった治療法を在宅でも可能にするという。例えば、「抗体カクテル療法」をあげている。しかし、抗体カクテル療法は、点滴によるものなので、自宅で行うには、かなりの制約があるはずである。自宅療養者に対する使い方は、これから協議するらしい。ずいぶんのんびりしたものだ。https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE0274O0S1A800C2000000/
田村厚労相は、「フェーズが変わった」ということを理由としてあげている。https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e4%b8%ad%e7%ad%89%e7%97%87%e3%82%82-%e5%9c%a8%e5%ae%85%e3%81%ab%e3%81%9b%e3%81%96%e3%82%8b%e3%82%92%e5%be%97%e3%81%aa%e3%81%84%e7%8a%b6%e6%b3%81-%e5%8e%9a%e5%8a%b4%e5%a4%a7%e8%87%a3/ar-AAMRyDk
結局、自宅療法への対応が整わなくても、入院は重症患者という措置は、見切り発車するのだろうか。