現在、群響演奏会を皮切りに、九州までの旅の最中だ。高崎、関ヶ原と。昨日、関ヶ原の古戦場記念館を見てきた。今でも、関ヶ原という地名は、関ヶ原の天下分け目の闘いと結びついて記憶されているし、関ヶ原という地域でも、闘いは重要な町おこしの資源になっているようだ。至るところに、各武将の陣屋跡があり、合戦の指標などが記されている。そうした合戦資料の中心がこの古戦場記念館だ。1階がシネマ場、2階が資料展示、5階が展望コーナーだ。
まず、シネマについては、まったく感心しなかったし、むしろ腹がたったほどだ。
ふたつの部屋を使い、最初は立ったまま床に映し出される映像をみるというもので、関ヶ原の闘いの各部隊の動きをみせるだけのものだった。ほぼ定説にそったもので、別段興味を引くものではなかった。むしろ、何故床に映して、立ったままみせるのか。その利点がまったわからない。360度囲むように立っているので、半分近くの人は、逆さまの映像を見せられることになる。