小室氏は、母親の元婚約者に会い、解決金を支払うことで、懸案の課題を解決したと述べて、明日夫妻でアメリカに飛び立つ予定だそうだ。これで、とりあえず日本での狂騒は、収まるだろうが、今後の推移によって、様々な事件が起きてくるだろう。雑誌『選択』は、小室圭-真子結婚を「政治的事件」と称している。それは、事態が進展しないことを打開するために、真子内親王が、天皇の諮問会議のメンバーを個別に呼び出して、必ず結婚することを宣言したという事実を指している。天皇の諮問会議のメンバーを一内親王が呼び出して、個人的な見解を押しつけるなどということは、制度的にできないから、なぜそんなことが起きたのかも問題であるが、それはここでは問わない。とにかく、皇室にある、また、法令上にも定まっているルールを無視して行動したことが、「政治的」であり、かつ「事件」だということだろう。
この事件を考察する前に、前提となることを確認しておこう。