これまでもロシア中央から離れた周辺で、兵を募集してきたことが指摘されているが、動員令の発令で、この傾向は更に強まることが予想される。これまでは形式的には「志願兵」だったから、断ることは多少なりとも可能だった。もっとも、そうした貧しい地域では、給料をあてにして積極的に応募する人も少なくなかったと言われるが。
しかし、動員となると、断ることはできない。拒否すると10年の入獄になってしまうと脅されている。むしろ、一端刑務所にいれられてから、そこから強制的に戦地に送られる可能性が高いようだ。
極東とロシア南部のイスラム教徒の強い地域での「動員」が活発になっていると報道されている。その一例が、ダゲスタン共和国だ。