筑附受験騒動が、とりあえず合格発表で、一区切りついたと思ったら、今度は作文問題だ。本当に忙しいひとたちで、メディアのネタを提供してくれているという意味で、メディアからは大いに感謝されているに違いない。ということはさておき、この問題をどのように考えるか。
とりあえず、事実経過を整理しておくと、
お茶の水女子大附属中学のときに書いた作文「小笠原諸島を訪ねて」が、優れていると学校が評価したということで、北九州市主催の「子どもノンフィクション文学賞」に応募し、佳作となっていた。それが、中に含まれる文章のなかに、参考文献を明示しない引用があったということで、週刊誌が暴露した。そして、異例なことに、宮内庁を通して、不十分な点があったことを認め、指摘に感謝するという回答があったというのだ。そして、コンクールの条件として、参考文献の明示等、著作権法に規定されている内容が、注意事項として明記されていたとされる。しかし、作文コンクールの主催者からは、無効にはしないという決定があったと報道されている。