著作集のために、OCRにかけて、著作をDTPにかけられるようなファイル化を進めているのだが、当然、丹念に読むことになる。実は、これまで、それほど熱心な読者ではなかったので、これだけ丹念に読んだことはなく、いろいろな発見があった。
そのひとつが、題名のように求道者的な研究者だったのではないかということだ。五十嵐顕という研究者は、マルクス・レーニン主義者だったと思われている。もちろん、それは間違いないだろう。実際に『マルクス主義の教育思想』という著作を出しているのだから、そう思われて当然だろう。実際に、通常の日本の教育について論じる文章でも、頻繁に資本論の引用などがでてくる。