カスハラ?

 カスハラという言葉があるそうだ。「「お客様は神様ではない」 秋田のバス会社“クレーマー反論広告”に見る、カスハラ被害の深刻さ 暴言は拳よりもタチが悪い」をみるとけっこう深刻だ。
 カスハラとは、カスタマー・ハラスメントの略だそうで、要するに無理難題をいう消費者のクレームに、業界がとても悩んでいるということだ。もちろん、そういう事実は知っていたが、カスハラというのだということは、今回初めて知った。様々な分野で、ずいぶん前から大きな問題になっていると思う。交通機関や病院などが、そのクレームの酷さがよく話題になっていたと思う。「お客様は神様」という建前で、できるだけ下手にでていたが、今後はクレームの不当さを指摘していくという姿勢を表明したものだ。

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駐車券の便不便

 駐車場に入るときに、駐車券をとったり、あるいは料金を払ったりするときに、いろいろと不便なことがある。それに対応する器具などもあるようだ。そうした駐車券や料金支払いの方法によって、駐車場の利用しやすさは、大きく影響される。ヨーロッパで生活していたときには、言葉の問題もあり、そもそもどのように利用するのかが、よくわからないことがけっこうあった。そういうときには、以外に他の利用者が教えてくれることが多かったのだが。日本でもわかりにくいことがある。

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奈良県知事選での須田氏の高市氏擁護

 奈良県知事選で、自民党が敗れたことから、奈良県の県連委員長である高市氏の責任を問う声が大きくなっているという一方、あれは、高市追い落としの陰謀が自民党内にあったのだという説もある。須田慎一郎氏がyoutubeで語っていて、高市擁護の論陣をはっている。
 それによると、現職荒井知事が立候補しても、維新にはまったく勝てないという調査がでたので、それで別の候補をたてようということになった。それは当然だろう。そこで、高市氏は、総務省時代の部下であった平井氏をたてたわけだ。そこで問題になるのは、高市氏が、現職である荒井氏を説得して、多選にもなっていることだし、引退して、その後の道を保障するように働きかけをしなかったために、荒井氏が臍をまげて、立候補してしまい、分裂選挙になってしまったのだという声が多数公表されている。つまり、高市氏の横柄で権力的な資質が欠陥として現れたというわけだ。

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厳しいウクライナ情勢

 最近ウクライナ情報が少なくなった。そして、ロシア軍が弾薬切れで勢いを失っている、人的損傷を気にせず無理な攻撃をして多数の戦死者をだしている、というような、ウクライナ支援の側からすると、楽観的な情報が多くなっている。全体としての動静はそれに近いのだろうが、ウクライナも大きな困難に直面していることは間違いない。専門家として情勢を分析しているわけではないが、さまざまな情報を冷静にみれば、決して、ことがウクライナに都合よく進んでいるのではないし、ロシア軍が愚かな攻撃ばかりしているわけでもないことがわかる。

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Jアラートは実験段階と考えよう

 昨日起きて、めずらしくすぐテレビをつけたら、すべてのチャンネルでJアラートがでて、そのテーマになっていた。まだ解除されていない段階だった。途中で見えなくなったので、いま対策を講じているところです、というようなアナウンスがあったと思うが、毎度のことなので、こんな感じですべてのチャンネル・ジャックのような状態はどうなのか、とそのほうが気になっていた。テレ東はどうかと思って回してみたが、テレ東ですら、Jアラート番組だった。そして、やがて解除になり、通常の番組に戻ったわけだ。
 そして、今日早速羽鳥モーニングショーでは、この問題ととりあげていた。玉川氏が参加していたので、かなりつっこんで話し合われて、問題点が多少浮き彫りになっていたと感じた。

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五十嵐顕考察8 求道者的研究者

 著作集のために、OCRにかけて、著作をDTPにかけられるようなファイル化を進めているのだが、当然、丹念に読むことになる。実は、これまで、それほど熱心な読者ではなかったので、これだけ丹念に読んだことはなく、いろいろな発見があった。
 そのひとつが、題名のように求道者的な研究者だったのではないかということだ。五十嵐顕という研究者は、マルクス・レーニン主義者だったと思われている。もちろん、それは間違いないだろう。実際に『マルクス主義の教育思想』という著作を出しているのだから、そう思われて当然だろう。実際に、通常の日本の教育について論じる文章でも、頻繁に資本論の引用などがでてくる。

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宮内庁広報室室長が内定? 批判取り締まりなのか

 久しぶりの皇室話題だ。
 秋篠宮家の動向については、ほとんど興味もなくなり、追いかけていなかったが、今回、宮内庁に広報室が設置され、その室長が決まったと報道されていることで、再度書く必要性を感じた。いろいろな記事があるが、書くきっかけとなったのは、以下の「デイリー新潮」の記事だ。
「なぜ宮内庁広報室の初代室長にスパイ摘発の専門家が? “佳子さまが整形手術に失敗”などのフェイクニュースへの対抗策」
 
 よく知られていることだろうが、こうした動きは、小室夫妻の結婚をめぐる報道を、秋篠宮側がフェイクであるとして、反論していく必要があると、記者会見で述べたことがきっかけである。そして、初代室長に選ばれたと報道されている人は、警察庁で、情報管理を専門とする人で、デイリー新潮によれば、「スパイ摘発の専門家」ということで、皇室へのネット書き込みを含めて、報道統制をするのではないかという危惧があるわけだ。

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巨人の低迷 原因は

 私の若いころは、プロ野球は、「人気のセ、実力のパ」と言われていた。ただし、巨人のV9時代は、実力でもセリーグがパリーグを上まわっていた。なんといっても、巨人が9年間も日本シリーズを制していたのだから、実力はセ側にあった。現在は、明らかに「人気のパ、実力もパ」というのが、大方のひとの実感だろう。実力がパリーグが上であることは、交流戦や日本シリーズでわかるが、人気も明らかにパリーグのほうが上だろう。その証拠のひとつが、テレビのCMに出る野球選手である。ほとんどがパリーグの選手、あるいはパリーグ出身の選手で、最近村上がでているのが、久しぶりのセリーグの選手という感じだ。巨人の選手がCMに採用されなくなって、ずいぶん経つ。CM起用は、人気があることが絶対条件だから、巨人の選手がでないということは、人気が明らかに落ちている証拠になる。

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藤波と大谷、成長するために必要なこと

 藤波晋太郎が、大リーグに移籍し、2試合に先発したが、ともに、最初はよかったが、打者二巡目からコントロールを乱し、ノックアウトされた。アメリカでは失望があがり、日本では、やはり、という醒めた見方が広がっている。あわせて、大谷翔平と同い年なので、高校時代からライバル視されていたこともあり、「本当に大谷のライバルだったのか」という疑問がアメリカでは起きているようだ。
 正確には、少なくとも高校時代は藤波のほうが上で、藤波は甲子園優勝し、大谷は藤波と対戦して敗れ、3年の夏は地区予選で敗退している。プロ入り後の初期は、双方とも期待通りの活躍をしていたが、やがて藤波は長期の不調となり、大谷は大リーグで大ブレークした。
 この差が何故生まれたのか、ずいぶん様々に分析されている。野球の専門家もたくさん見解を公表しているし、素人も多数ネットで意見を書いている。私自身は、詳細にふたりを追いかけてきたわけではないが、その違いに大きな興味は懐いている。

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ChatGPT 大学では、どう対応するのか

 ChatGPTを使ってみた感想を前に書いた。その後も議論は盛んに行われている。そして、新学年が始まって、大学では、ChatGPTをどのように扱うか、かなり議論がされているようだ。端的には、ChatGPTを使って書かれたレポートをどうするかということだ。
 私から見れば、そのことは原則としては簡単だと思う。ChatGPTを使ってでてきた文章を、ChatGPTが提示した文章であると、きちんと示し、通常の引用のように扱っているだけならば、いくらChatGPTの書いた文章といえども、不可とするわけにはいかない。他の人が書いた書籍からの引用と、なんら変らないはずである。

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