カテゴリー: 時事問題
オリンピックはできるのか 審判が確保できないというが
トランプはヒトラーに似てきた
パリのテロ事件 原因となった授業を考える
政府とは誰なのか 学術会議問題
アメリカ大統領選挙の方式への疑問
学術会議に対するデマと内閣のお粗末
学術会議問題は、ますます混迷を深めている。総理大臣に任命権があるから、推薦を義務として受けいれる必要はないのだ、という説明は、一貫しているが、菅首相が、名簿を受け取ったときには、既に6名はなかった、とか、首相は、その名簿を見ていないとかいって、では、誰が削除したのかという犯人探しが始まり、杉田氏であることか判明したと思ったら、今度は、加藤官房長官が、名簿は菅首相か見るべき書類の束のなかにあったのだと、説明したり、とにかく、めちゃくちゃというべきだろう。そして、これは、菅首相を基本的には支持している人たちですら、何故6人を削除したのか、ちゃんと説明する必要があると語っている。これは当たり前のことだ。しかも、理由の開示は、拒否された本人たちが望んでいるわけである。もちろん、拒否理由を言わない原因ははっきりしている。「言えない」からである。言えないのは、思想的な差別をしたからである。これは、断定しても構わないほど、明瞭なことである。 “学術会議に対するデマと内閣のお粗末” の続きを読む
池袋暴走事故に思う
ヨーロッパの感染拡大から考える
ヨーロッパでは連日のように、過去最大の感染数が確認されている国がある。イギリス、フランス、スペインなどだ。過去最大に拘らなければ、とにかく、主要な国でどんどん感染拡大が起きている。何故か。それは、まだ検証はされていないが、容易に想像できる。外国人の観光客の受けいれを再開したからである。日本でも、3月に感染が拡大したのは、大学の卒業旅行で、欧米に出かけた人たちが、ウィルスを持ち帰ったことが、大きな要因であったと考えられている。欧米にしても、日本にしても、外国で発生したウィルスが入ってきて流行したのだから、外国人の受け入れを大量に再開すれば、感染が拡大するのは、当然だろう。英仏、スペインだって、そのことはわかっていて、背に腹は代えられないと考えたのだろう。だが、やはり、危惧していた通り、感染は再度の爆発が起きてしまったわけである。ビジネスなどの往来はとめるわけにはいかないだろうが、観光の人々がどっと押し寄せることは、ヨーロッパの事例で、極めて危険であることが示された。 “ヨーロッパの感染拡大から考える” の続きを読む
学術会議会員任命問題(続き)
学術会議の任命拒否についての議論が盛んだ。菅首相がインタビューに応じているが、肝心の部分には答えていない。いくら形式的に、任命権が首相にあるとか、法律に基づいてやったといっても、何故、この6人が拒否されたのかという理由は、全く別の問題であり、任命権が首相にあるならば、首相が説明しなければならないし、法律に基づいているというのならば、どのように法律的に処理されたのか、具体的に述べる必要があるはずである。今日の羽鳥モーニングショーでは、田崎史郎氏ですら、説明しなければいけないと主張していたくらいである。
前回は「学問の自由」という観点から、今回の事件を考えたが、今回は組織的な面から考えてみたい。 “学術会議会員任命問題(続き)” の続きを読む