交通事故対策の問題として、道路に関する記事を書いたところ、コメントで、新たな事故が起きたが、それは、オランダのような道路状況だったら防ぐことができたのか、という疑問が提起されたので、続編を書こうと思っていたこともあり、それに対する返答を交えて書くことにする。コメントへの返事なので、「ですます調」がいいかとは思うけれども、新たなブログ記事なので、普段の「である調」にすることをお断りしておきます。
あらたな事故というのは、明記されていないが、おそらく、千葉県市原市で起きた事故のことだと思うので、それを前提に考えていく。この事故は、駐車場にとまっていた車を出すときに、右折か左折するところ、おそらくアクセルとブレーキを踏み間違えて、そのまま直進して、道路の反対側の公園の金網を破り、公園で遊んでいた園児たちを轢きそうになり、園児たちを守った保育士が重症を負ったという事故だった。
前回のブログ記事の最後の部分に、私は、以下のように書いた。
いずれにせよ、事故を防ぐには、ひとつの対策で済むことは絶対にない。
自動車自体の安全対策、道路の対策(拡張、歩道の整備、自転車の扱いの統一とそれにふさわしい道路状態の整備)、安全重視の信号。交通規制の徹底等々。そのなかでも、道路の作り方が、信号も含めて、最も重要だと思われる。 “交通事故再論 コメントへの返答” の続きを読む