大分県の特別支援学校で、2016年、高等部3年の女子生徒が、給食を喉に詰まらせて死亡する事故があった。
重度重複障害の生徒のクラスで、4名の生徒に4名の教師がついていた。この生徒は、食べ物を噛まずに飲み込んでしまう傾向があるので、食事中はずっと見まもっている必要があったという。ところが、当日は、一人は出張で、担任が別の生徒を教室につれていくために離れ、その間にこの生徒が喉に詰まらせて死亡したことになる。新聞記事では、正確なところが、わからない。例えば、4人体制で、出張が一人なら、担任がその場を離れても、もう二人担当者がその場にいたはずであるが、もう二人の担当者のことは、いろいろな記事をあたったが、書かれていない。場所は、クラスの教室ではなく、ランチルームだった。そこには、2名の養護教員がいたが、担任が声をかけていかなかったので、その養護教員は、異変に気付かなかったという。(養護教員が4人のメンバーであるとすると、この生徒の噛まずに飲んでしまう傾向を理解していなかったはずはない。 https://news.yahoo.co.jp/articles/c94459c1c842b345215acaab153680a90393ec1a
第三者委員会の報告によると、異変に気付いたあと、AEDを使うなどの措置をしなかった。そして、この学校には、食べ物が詰まったときのための吸引装置などもなく、また、そのための訓練もされていなかったという。https://mainichi.jp/articles/20190716/k00/00m/040/221000c