今年の振り返り

 2022年も最期の日になった。ステイホーム生活をしている身としては、今日も明日も特別に変わったことがあるわけではないが、一応の区切りとして、今年を振り返っておきたい。 
 ニュースとしては、最大のものは、なんといってもロシアによるウクライナ侵略戦争の開始と継続だった。まだ帰趨は見えないが、今後の世界のあり方を根本的に変えてしまう可能性がある事件だ。最も好ましくない展開は、ロシアが挑発的な攻撃にでて、NATOが参戦せざるをえなくなり、第三次世界大戦となることだろう。プーチンが、ヒトラー的な妄想主義と、徹底した自己中心的人物なら、人々をそうした戦争に巻き込むことも厭わない危険性がある。
 最も好ましい展開は、プーチンや強硬派の大規模動員への反発から、市民や軍隊の反乱が起き、ロシアがいくつかの民族共和国に分裂し、その結果できる小ロシアが、ロシアの後継国家としての位置を国連で確保できず、安全保障理事会の常任理事国から消えることである。
 しかし、いずれにせよ、来年早々に決着がつく可能性は低いが、ウクライナの勝利を期待しよう。

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Biglobe のブログ終了で考えたこと

 さて、ひとつひとつの書き込みを表示して、エディター(WZエディター)コピー&ペーストしていく。テキストだから、写真とか、書式は無視される。だから、コピーしたあと、見出しを拾いながら、アウトライン用の記号を付加していく。さらに、「いいね」のような、余分な情報を取り除いていく。 
 文章が670あり、1行40字で、44000行という、かなり膨大な量になっている。幸い、WZエディターは、高い機能性をもっているので、これだけ膨大な量になっても、機敏に動くので、作業のいらいらはないのだが、とにかく、単調な作業を続けなければならない。
 
 そうして、昨日はかなりの長時間単純作業をしていたのだが、あることに気がついた。私は、普段、あまり集中力が継続しない性質なので、読書や原稿書きなどは、30分くらいやると、集中力が途切れて、別の作業をしたくなる。だから、だいたい複数の作業を容易して、いれかえながら仕事する。そうすると、作業そのものを放り出すことがなくなるのだ。

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大学・研究期間の雇い止め問題 解決策の模索

 今日(8月23日)の西日本新聞に、雇い止め問題の記事が掲載されている。「「もう終わりだから」期待裏切られ…“駆け込み”雇い止め、研究職で続出」という記事だ。
 私自身が勤めていた大学でも、これは大きな問題と意識されており、有能な事務職員が、何人も雇い止めで辞めていった。全国で起きている現象だ。「同じ職場で有期雇用が一定期間を超えた場合、無期雇用を申請できるようにした。正当な理由がなければ雇わなければならない。」という規定が、2013年に施行されて以来のことだ。

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鬼平犯科帳 どうでもいいが、気になること

 今日は気軽な話題で、鬼平犯科帳について、普段感じているが、どうでもいい点について書いてみる。
 鬼平犯科帳に出てくる盗賊は、二種類に分類されている。もちろんそれは作者の創作であろう。第一は、本格の盗賊といわれるもので、3つの掟を厳格に守っている。「殺さない」「盗ったらこまるところからは盗らない」「女を犯さない」の3つである。これを犯すと、首が飛ぶとも書かれているが、実際に鬼平犯科帳には、そうした場面はなく、逆に、仁三郎のように、温情で助けられた話は、いくつか出てくる。
 それに対して、盗みに入った先のひとたちを皆殺しにしてしまう「畜生働き」という盗賊たちがいる。彼らは、ことごとく長谷川平蔵に敵愾心をもち、ある盗賊たちは、平蔵を殺害しようとしたり、家族に危害を加えようとする。歴史書などを見ると、天明の大飢饉などのあとになると、凶悪な盗賊たちが多くなったと書かれているので、確かに、長谷川平蔵が活躍していたときには、畜生働きの盗賊たちが多数いたのかも知れない。

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大谷の今期トレードがなくなったようだ

 今の時点(8月2日13時)の時点で、トレードの期限がきたわけではないが、はやばやと大谷のトレードはないと報道されたようだ。既にヤフコメでも大量の書き込みがなされている。意見は様々だ。常識的にみて、私はないとみていた。というのは、現時点での大谷の経済的利益が、エンゼルス球団にとって、あまりに大きいからだ。大谷の戦力と大谷の経済効果をあわせた分と、釣り合うトレード相手を見つけるのは、かなり難しいと思っていた。大谷がいなくなれば、日系企業のスポンサーが離れていくだろうし、大谷グッズもトレード先に移ってしまうに違いない。NHKがやっている野球中継が、大リーグ機構の放映権と同等に扱われるのかわからないが、外国のテレビということで、個別であるとすれば、これもなくなってしまう可能性がある。
 また、大谷を放出するということは、複数の若手をとって、将来のチームづくりをするということだったが、監督を解雇し、現在は代行監督で試合をしているくらいだから、将来のチームづくりに重点を移せるとも思えない。もし大谷を放出してまで、将来のための若手をとるというのであれば、具体的なチーム構想を、監督・コーチを含めたスタッフで練って誰をとるかを決めていかなければならない。そういう体制を作っていないのだから、もともと、放出の意思は、チーム経営者にはなかったと思われる。

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安倍元首相の選挙区での後継者選び 世襲を繰りかえすのか

 安倍元首相夫人昭恵氏が、選挙区の山口を訪問している。10人ほどの警護がつき、車の前後を固めているという。元首相の選挙区における後継者を話し合うことが、大きな課題だということだ。かなりそれぞれの思惑が錯綜しており、どうなるかわからないが、現在の進行から考えると、予想されるいずれの場合でも、およそ民主主義における選挙立候補者を決める話し合いとはいえない。
 まず、後援会は、多くが昭恵夫人に立候補してほしいそうだ。国会議員が急死した場合、夫人が立候補する例はいくらでもある。そして、同情票を集めるから、勝利する可能性が高い。しかし、今回は昭恵夫人にその気がないことは、以前から報道されている。
 慎三・昭恵夫婦に息子がいれば、それで決まりだろうが、夫婦には子どもがいない。そこで、慎三氏の母である洋子氏は、孫をたてるといっているそうだ。孫といっても、誰のことか、現時点ではわからない。

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過剰な健康意識はストレスを生むのではないか

 「食道がん公表の秋野暢子 食事・運動・睡眠こだわり生活だった「なるべく無添加、有機」」という記事が掲載された。治療がうまくいくことを願うが、いろいろと考えさせる記事だ。
 喉・食道に5個の癌ができたことを、本人がブログで報告したということだ。考えてしまうのは、当人は、
・煙草は吸わない
・毎年人間ドックを受けている
・なるべく無添加で有機なものを利用して、彩りやバランスを意識した調理をして、発がん性のあるものは避けてきた
・週に2~3回ストレッチ、軽いジョギング、筋トレ、ヨガを欠かさず
・入浴にも気をつけ、早寝早起き、8時間の睡眠を確保
・心の健康にも気をつけ、毎日幸せ日記をつけ、声をだして笑うことを心がける
というような生活を送っていたそうだ。つまり、これ以上ないほど、健康には気をつけて、生活をしていた。
 また、別の記事になるが、娘さんに介護などの負担をかけないように、生活や仕事をしているということだ。
 にもかかわらず、癌が進行してしまった。
 
 ヤフコメでたくさんの書き込みがあり、多様な意見に分かれている。和田秀樹氏の著作の紹介で、健康に関する文章を書いたが、人によって、健康状態は実に千差万別なのだと感じる。

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安倍元首相狙撃の考察2 統一教会

 山上容疑者は、当初から、安倍元首相の政治信条に対するものではないと述べていたようで、その後宗教的な観点から、人生を壊されたことの恨みであることを白状するようになっているという。つまり、母親が統一協会の信者となって、多額の寄付などをして、破産してしまった。その結果、容疑者は大学を除籍されることになり、その後自衛官になったり、いろいろな職業を転々としたようだが、結局、この恨みを晴らすことにして、爆弾や銃を製造して、試射などもしつつ、今年の春に仕事をやめて、暗殺に集中する生活に切り換えたのだろうか。
 本当に、統一協会への恨みで安倍元首相を殺害したのか、私は、まだ多少疑っているのだが、統一協会について、そして、宗教法人への国家の対応について考えてみたい。
 
 茂木健一郎氏が、学生のとき、統一教会の勧誘を受けた経験があることを語っているが、中年以上の人間にとっては、どこかで統一協会、原理運動、勝共連合などをみかけたことがあるか、あるいは接点をもったことがあるのではないだろうか。

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キリルロシア正教会総主教がウクライナ侵略を批判?

 5月30日の日刊ゲンダイに、極めて興味深い記事がでた。「ロシア正教会トップがウクライナ侵攻に“異議アリ”! プーチン大統領は盟友の苦言に真っ青」というものだ。
 ところが、この記事を私がヤフーニュースで最初にみたのが、午後3時くらいだが、5時になってパソコンでヤフーニュースをみても、この記事がない。グーグル検索にかけてもでないのだ。念のために、日刊ゲンダイのサイトにいくとちゃんとあった。私のチェックに間違いなければ、ヤフーニュースは、この記事を削除したと思われる。圧力でもかかったのだろうか。そして、この内容はあまりに意外なのものだったので、信憑性も考えねばならない。

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自民党のいじめ対策の提言

 最近自民党が、いじめ対策を発表した。自民党らしく、厳しい措置をとろうということだ。しかし、自民党のいじめ対策には、いつも致命的な欠陥がある。その証拠に、大津の事件のあと、「いじめ防止対策推進法」を策定して、現場ではかなりその線にそった対策を強いられているのだが、いじめかえって増えているのである。
 大津の事件をきっかけとした対策は、
・学校にいじめ対策の委員会を設置する。
・年に3回アンケートをとって、いじめの有無を調査する。
 もっとも大きな対策は、義務としてのアンケートだ。もちろん、これによって、それまでわからなかったいじめを発見することはあるだろうが、そもそも、アンケートなどをしなくても、教師は異常を察することができなければならない。アンケートを実施することによって、その間はあまり注目しないということもあるに違いない。また、アンケートで、いじめを受けている被害者が、訴えたにもかかわらず、学校が有効な対策をしないまま、悲劇が起きた事例もある。アンケートの弊害は、実施のための事務量が膨大に増えることだ。

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