不思議な事件がおきるものだ。ウクライナ情勢ばかり見ているので、この事件についてはほとんどフォローしていなかったが、さすがに、気になって検索してみたけれども、おかしな点が多すぎる。大手メディアでは扱えないのかも知れないが、裏を考えてもいいのではないだろうか。
とにかく、どう考えてもおかしな点が直ぐに思いつく。
１ 個人宛てに、数千万円のお金を、間違って送金するということがありうるだろうか。送金するときには、何度も宛て先や金額を確認するものだ。この間違いについて、私が検索した限りでは、あまり疑われていないようだが、私はまずこの点を疑ってしまった。もちろん、単なる推測であるが、あまりに過ちの度合いが大きいから、そのように思われても仕方ないだろう。
２ 突然誤って送金された数千万のお金をわずかな間に使い切れるものだろうか。当初からたくさんのお金を消費している人間ならいざ知らず、普通の人間がそんな大金を短期間に使えるものではないように思うのだ。もちろん、家や高級外車を買ったというのなら使えるだろうが、それは、当然分かってしまう。しかも、家などは、これほどの短期間で購入することはできない。派手に使ったら、警察が調べれば直ぐにわかることだ。
まず誤送金の可能性を考えてみよう。もちろん、人間がやることだから、まったくないとはいえない。コロナ関連の給付金なのだから、当然送金する対象は多数なはずだ。送金の方法は、よくわからないが、どんな方法にせよ、ひとつの伝票や一回の操作で済むはずはない。それを一度だけの操作で終えて、これで済んだと思うのだろうか。
それから、来るはずのない大金だから、そのような送金があったことをどのように知ったのだろうか。出金することは、多少頻繁にあるとしても、入金などは、一般庶民はそれほど日常的に回数が多いわけではないはずだから、気付かない可能性が大きいのではないだろうか。数千万の入金があると、その銀行から当人に、連絡がいくのが普通だ。投資の勧めなどだ。私が退職したときに、わずかな退職金だったが、早速銀行から電話があり、投資を勧められたし、どんな性格の入金なのか、尋ねられた。そこで、銀行側も気付くはずだ。しかも、送金元が役場なのだから、町役場から個人に数千万の送金があれば、疑問に思うのでなければ、銀行としてもおかしいと、私は思う。
そして、受け取った本人は、使ってしまった（ネットカジノ）とか、戻すことができないところに送金してしまったとか、いろいろといいわけをしているようだが、まったく予想外の入金を、ただちにネットカジノで使い切る、などということは、ありえないとはいわないが、おそらく、本当ではない可能性が高い。
こうした点を考慮すると、私には、仕組まれた計画犯罪だと思わざるをえないのである。もちろん、警察だって、その程度のことは十分に考慮しているだろうが、役所が絡んでいるので、そうした見解は、表にでていないだけなのではないだろうか。
つまり、最初から、誤送金することを、受け手と示し合わせてあり、しかも、その後、直ぐにわかるだろうから、それを返金しなくて済む方法も予め確認しており、その通り実行。関係者が気付いて対応をとったときには、既に返金できないと言い張る状況を作ってしまう。
このような可能性である。
ただ、当然のことながら、役場の人間が関与しなければできないことで、必ずばれてしまうようなこと、そして、その後は自分の人生を棒にするようなことを、公務員がするだろうか、という疑問も当然ある。そうした線でも、警察は捜査するだろうから、もしそうした犯行だとしたら、必ずわかってしまうし、また、どこかに保管してあるお金も所在を突き止められると思うのである。現金でおろしたわけではないだろうから、当然ネットで送金したはずであり、それが不明のままということは、考えられない。
真相は、現時点ではわからないが、明らかになるのに、それほど時間はかからないような気がする。単純なミスで、受け取りの人は隠したつもりでも発見されて、現金が戻るというのが、もっともよい結末であり、そうであることを願うが。