トランプが、任期終了までに大量の恩赦を実行するのではないかといわれている。家族などだけではなく、自分も含むというのだ。恩赦というのは、確定した刑を消滅させることをいうのだから、まだ訴追もされていないことに恩赦が可能なのか不明だが、とにかく、すべてにおいて犯罪的なトランプのやりそうなことだが、アメリカでは大きな論争になっているようだ。
ある見方では、バイデンにとって、トランプが自身を恩赦してくれたほうが、都合がいいという分析もある。バイデン自身がやれば、当然アメリカの分断を進めるとか、トランプ派からの大きな批判を受けるが、やらなければ、大きな犯罪を見逃すのかという批判を受ける。トランプ自身がやってしまえば、そのいずれの可能性からも解放されるというわけだ。
トランプは自身を恩赦するだろうか。する場合のマイナスは、恩赦はあくまでも罪を許すことだから、罪を認めることになる。自分は罪など犯していないといっているのだから、自分の政治生命を閉ざす可能性が高い。また、恩赦できるのは、連邦犯罪だけであって、州での訴追を否定することはできない。トランプの犯罪とされているものは、州によるものが多いので、そこからは逃れられないのである。
どうなるかは、第一弾は20日までにわかる。ここでの主題は、鬼平なので、そちらに移ろう。