youtubeで本能寺の変についての諸説を解説する映像をみた。簡潔にまとまっていて面白かったが、結論としては、結局どの説がもっとも説得力があるのかは、まったくわからず、すべての説が問題あり、という感じになっている。そして、最後には、本能寺の変をあまり重大に扱うことこそが、問題だなどという説まで出てくる。最近は、あまり読まないが、若いころは信長ネタを大分読んでいたので、遊び心になるが、現在の私の「印象」を書いておきたい。専門家ではないので、詳細な資料を読んでのことではないし、気楽な印象だが、たまにはいいだろう。
youtubeでは、大きく怨恨説と黒幕説にわけ、それぞれ細かくわけていた。私は、怨恨説はどれも間違いであるように思う。そもそも、ほとんど無名の侍だった光秀が、大名にまで取り立てられているのだから、不満をもつのも妙だし、家康の供応の不始末とか、比叡山の焼き討ちに反対したとか、領地を召しあげられたとか、そういう怨恨説の根拠は、いずれも否定されているし、また、そんなことを起きるのか?という、疑問だらけの根拠だ。