これほど話題を提供してくれる存在は、メディアにとっては、本当にありがたい存在だろう。しかし、国民にとっては、極めて迷惑な存在だ。
小室圭氏のニューヨーク州弁護士試験の結果発表があり、合格者名簿に小室氏の名前が掲載されていなかったことで、おそらく不合格になっているのだろうと推測されている。もっとも、発表されている氏名は、合格者数より6名少ないとされているので、そのなかに含まれている可能性もあるという憶測もあるが、それはないだろうという意見が強いようだ。
様々な議論がネット上に溢れているが、
1 6名に含まれていて、実は合格している
2 今後日本からの働きかけで、合格者枠にはいっていく
3 不合格である
4 そもそも受験していない。
この4つの場合が想定されているが、1と2の可能性は低く、3か4だろうと、私は推測している。
報道によれば、受験者にはメールで結果が知らされており、当人は確実に知っているはずである。就職が決まっているという法律事務所の新人は5人いるのだそうだが、これまでは全員が、事務員になっていたが、合格発表を受けて、小室氏以外は弁護士に、身分が変わっており、小室氏だけが、いまだに事務員になっているそうだ。本日(30日)の午後1時頃の情報で、その後変わっているかも知れないが、日本から、その法律事務所へのウェブアクセスは、あまりに多かったので、停止されているそうだ。その後の展開は不明だが。しかし、もし、小室氏宛てのメールが合格であれば、当然小室氏はそれを事務所に知らせるはずだから、他の新人と一緒に、身分が弁護士に変わっているはずである。こんな騒ぎになっているのに、小室氏が事務所に合格の連絡をしないはずがないのである。
従って、小室氏へのメールでの通知も不合格であり、とにかく、小室氏が合格していない可能性は、極めて高いといえる。
すると、問題は、そもそも受験したのかということだ。私の妻などは、ずいぶん前から受験しておらず、結婚を急いだのは、不合格がばれる前に正式手続きをしてしまいたいのではないかと、確信をもって言っていた。同意見の人もネット上にたくさんいる。それは、フォーダム大学の卒業生名簿に、出ていないからである。少なくとも、JDコースの卒業者名簿からは削除されている。そして、もし、受験資格がないために、受験できなかったのだとしたら、2月の受験も不可能であり、JDコースを最低一年やりなおす必要があるから、受験は2年先になる。そんなことか可能なのだろうか。
さて、こんな個人的なことを書くのは、彼らの生活を気にしているからではない。内親王だったひとの家族だから、窮地になれば、必ず援助してくれる人がいるだろう。だから、食べ物にも事欠くような状況になどは、決してならない。既に日本政府が、法律事務所に、小室氏のために仕事を発注しているという報道もある。私は、その報道については、疑問をもっているが。しかし、ニューヨーク在住のいろいろな人が援助しようと準備しているらしい。だが、そういう援助は、何も個人的に親しいからなされるわけではない。日本の皇室に恩をうれば、当然、いつか大きな見返りを期待できる。その見返りが、私的なものであれば、別段構わないが、皇室からの見返りがあるとすれば、それは税金が原資になるか、あるいは、不当な地位や仕事の便宜を諮ることになる。いずれにしても、日本の公正な政治を歪めることになるのだ。窮状が酷いものになればなるほど、そうした歪んだ「恩」が生まれ、国民の資産が食いつぶされていく危険があるのだ。
もし、この間の彼らのことが、単なるふたりの私人の生活であって、国民に関係がないと思っている人は、社会や皇室にかかわる「政治」に、あまりに無頓着である。
おそらく無理だろうが、不合格になったとしても、その打開の方策は、自分たちの努力で実行してもらいたいものだ。もし、それが可能になったら、大いに国民から尊敬されるだろう。