腰痛克服記1

 ここ3週間ほど、腰痛が起こって、その対策に掛かりきりになっていた。もっとも、いわゆるぎっくり腰というような、歩けないほどの痛みにはならずに済んでいたのだが、かなりの腰痛になった。腰痛といっても、いろいろな種類があるようで、最も多いのは、屈むと痛いのと、座っていると痛くなるものだ。私の場合は、完全に後者で、屈んでもなんともない。しかし、座っていると、ほぼ確実に痛くなって、そのままでは立てない感じだった。あくまで「感じ」であって、立てなかったかどうかは不明。というのは、無理して立つと、とんでもなく痛くなる、つまり、ぎっくり腰になってしまうとこまるので、まずは、痛みをとる動作をしてから立つようにしていた。
 腰痛というのは、高齢者の多くにおきるわけだし、現代人にとっては、生活スタイルに関わることだ。起きているときには、ほとんど座っている。私の場合には、パソコンに向かっているか、チェロを弾いているか、食事をしている。全部座って行なうので、とにかく座っている時間帯が長い。そして、10月に所属している市民オーケストラの演奏会がある。当日は、前後5時間くらいは、演奏のために座っていなければならない。それに耐えられるだろうかというのが、まず頭をよぎった。

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大谷翔平の不調 死球と四球

 大谷が明らかに不調に陥っている。張本によると、ボールの待ち方、その際の足の使い方に問題があるそうだ。そういう専門的技術については、よくわからないが、大谷が不調になっている原因については、十分にわかるし、多くの人が感じているにちがいない。それは、四死球の多さである。申告敬遠の多さについては前にも書いたが、とにかく、大谷との勝負を避けている投手が非常に多くなっている。ストライクが来ないから、どうしても、打てそうなボール球に手を出してしまい、凡打になるパターンだ。まあ、ホームラン打者への四球の多さは、日米変わらないだろう。王貞治は、オームラン王だったが、同時に圧倒的に四球王でもあった。最近の外国人がホームランをたくさん打って、四球が多くなると、自分は外国人だからホームラン王にならせたくないのだ、王さんとはちゃんと勝負していたのに、というようなコメントをするが、それはまったくの間違いだ。王は日本人ではないし、また、王の四球の多さは、近年の外国人のホームランバッターの比ではなかった。

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オリンピックの負債

 オリンピック・パラリンピックが終わって、オリンピック賛成派のひとたちは、反対論に対して、的外れな批判をしている。オリンピックがコロナ感染を拡大するなどといっていたが、そうならなかったではないか、オリンピックが盛り上がることはないといっていたが、テレビの視聴率は高かったではないか等々。
 しかし、私のような強固なオリンピック反対論者は、オリンピックがたとえ「成功」したといっても、やはり、オリンピックには反対なのである。それは「成功」という内容が、極めて限られたもので、その裏にある、より大きな負の遺産がずっと残る構造が、オリンピックにはあるからだ。これから、どんどん出てくるだろうが、オリンピックは、莫大な赤字を生んだ。とくに今回は、コロナのために無観客にしたから、海外からのインバウンドがなくなり、当初期待していたオリンピックによる経済効果が、ほとんどなくなってしまったことも大きいのだろう。しかし、インバウンドといっても、潤うのは一部の業界である。そして、インバウンド効果があったとしても、オリンピック施設のほとんどが、今後大きな赤字を、継続的に抱えていくことが、当初から明らかになっている。莫大な建設費をかけた国立競技場は、現時点で、運営の引き受け手がないという。当初の計画からずいぶんずれてしまったために、非常に不便な競技施設になっている。そのため、いくつかの国際大会には使用しにくいということで、運営管理会社も躊躇しているということのようだ。このような施設は他にもあるだろう。逆に大きすぎるという場合もあり、その場合は観客席を撤去したり、縮小する工事が必要となる。これは、オリンピック委員会が、競技場の大きさだけではなく、観客数にまでルールを設けているからで、オリンピックだから、当然国内大会などと比較して格段に規模の大きなものを求められるが、普段はそんな規模の客が入るものではないし、そもそも、大会など日本では、ほとんど行なわれない競技だってあるだろう。そういう部分は、無駄になってしまう。そっくり取り壊される競技施設もあるようだ。

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大谷翔平疑惑の判定?

 ロスアンジェルス・エンジェルスの大谷の活躍が連日のように報道されている。しかし、このところ、多少ホームランも足踏み状態のような感じがする。2位に追い上げられて、大丈夫かという危惧をもつ人も多いに違いない。
 気になるのは、申告敬遠が多いこと、審判による疑惑の判定といわれるのが多いことだ。申告敬遠は、逆にいえば強打者の証拠なわけだが、まだ本塁打王をとったこともないし、また、投手でもある大谷が、大リーグでもっとも多く申告敬遠されているというのは、大リーグの投手にとって、名誉なことなのだろうか。大リーグは、バントや敬遠という、ファンを楽しませないプレーはあまりやらない、と以前は言われたものだが、最近は変わったのだろうか。申告敬遠などというルールをつくるくらいだから、ファンサービスよりは、勝敗を気にするようになっているのかも知れない。大谷にとっては、チャンスのときに敬遠されるわけだから、どうしても、闘争心が削がれてしまうかも知れないのが、気の毒だ。

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野球話題 高校野球の経済状況と中田翔問題

 高校野球について、興味深い記事があった。高野連の経済状態がきついので、クラウドファンディングで資金協力を募ったが、あまり集まっていないというところから始まって、夏や春の甲子園大会が、どのように資金的に運営されているか、あまり考えたことがなかったので、とても興味深かった。
 驚いたのは、NHKなどの放映が、無償だというのだ。IOCの運営資金の多くが、NBCの放映権から出ていることを考えれば、NHKの放映権でかなりの収入を得ているのだろうと思っていた。出場するチームの正式メンバーや指導者は、高野連から交通費や宿泊費がだされることは知っていたので、かなりの費用がかかるわけだ。球場の使用料や管理費用、審判などの謝礼等々と思っていた。しかし、ここでも驚きなのは、甲子園球場の使用料は無料だという。そして、甲子園球場は、そもそも戦前の中学野球の全国大会のために建設されたのだとか。そのために、使用料が無料だというのだ。暑い時期に、ひとつの球場で行うのではなく、エアコンの効いたドーム球場でやればいいではないか、と考えていたが、どうやら簡単ではないようだ。
 地方大会では、地方の野球連盟が運営しているのだが、事情は似たようなものだろう。ただ、甲子園に全国からくるような費用は、地方大会ではかからないので、規模は小さいだろうが、それでもそれなりの費用がかかるだろう。

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パラリンピックは中止すべき、パーソンズ会長の発言に怒りが

 オリンピックの開催については、事前にあれほど議論があったのに、パラリンピックについては、主要メディアは沈黙している。ネットでは中止論もあるが。オリンピック開催前には、コロナ感染は、東京で、7月始めの週平均感染者数(1日あたり)500人であるが、8月15日では4000人を超えている。しかも、8月になってからの公表された感染数は、以前にも増して、実際の数よりは、かなり低くなっていると想像できる。それは、陽性率の異常な高さ(4割を超える日がある)と、実際に積極的疫学調査を縮小するという都の方針がだされていることによる。陽性率4割で4000人という数字は、検査数を適切なだけ引き上げれば、1万とか2万人の感染があると想像できる数字である。積極的疫学調査をやめるのならば、感染数の実態をより正確に把握できる、別の方策を提示し、実行する必要があるが、そういうことはまったくしない。パラリンピックに対する反対が強くならないように、感染者数の見かけを少なくするための措置としか思えない。
 オリンピック開始前の中止論が盛んだったころよりも、感染は10倍以上に拡大しているのだ。にもかかわらず、メディアがなぜ、パラリンピックをやるべきか否かの議論すらしないのか。

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甲子園大会への疑問

 毎年、甲子園大会の季節になると、疑問が再燃する。甲子園大会というのは、日本のスポーツをだめにしている象徴だとすら思う。とにかく、あまりにひどい環境で行われている。これまでは、酷暑と日程が問題だったが、今年はそれに豪雨が加わっている。今日朝のニュースを見ていたら、昨日の甲子園の試合の模様が放映されていた。とにかく、酷い雨が降り続いているのに、試合が継続され、グランドが水浸しになって、痛烈なゴロか内野手の前で止まってしまうほどに、水たまりが大きくできており、とにかく泥水のなかでプレーをしている状態だ。投手が投げたボールが、捕手が飛び上がって取るような高い球になってしまう。いくらなんでも酷すぎると思っていたら、8回コールドゲームになった。ずっと大雨のなか、泥水のなか、8回までプレーさせたのだ。これなら、グランドでの50度でも、当たり前のように試合をすることは、なんとも思わないのだろう。無観客だから、ここまで引っ張ったのだろうか。とにかく運営する側の、選手に対する配慮の気持ちがまったく感じられないのだ。

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張本のボクシング発言(再)

 張本が、女子ボクシングについて発言したこと、そして、抗議を受けての謝罪に対して、まだ非難が殺到しているらしい。今日のサンデーモーニングでの謝罪を見たが、あれも気にいらなかったようだ。最初にアナウンサーが謝罪を述べ、関口、張本というような順に謝罪していったのだが、謝罪はしていた。ただ、私は、どうも張本にしても、非難している側にも、疑問を感じるのである。前に書いたが、私はボクシングという競技に、スポーツ性を感じないので、商業的な格闘技として行うことには、とやかく言うつもりはないが、スポーツとしてオリンピックなどにいれることについては、大きな疑問を感じるのである。張本自身は、ボクシングが大好きな人間だ。張本への疑問はそこにある。

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オリンピック後始末1 バッハの警備費・女子ボクシング・開会宣言の訳

 いろいろと出てくる話題を、できるだけフォローしておきたい。
 
バッハ会長の警護費用
 バッハ会長は8月6日に広島を訪問して、平和式典に出席した。国民からの反発がけっこうあったが、決行した。そのときの警備費用を、広島県と市はオリンピック組織委員会とIOCに求めたが、蹴られたというのだ。そして、仕方なく県と市で分担することになったそうだが、もっと争ってもいいのではないだろうか。市はそれなりの歓迎はしたようだが、別に招待したわけでもないようだ。つまり、勝手に来たわけだ。しかも、日本人の多くの願いは、オリンピック期間中の当該時間に、黙祷を捧げることだったのだが、これは明確に拒否しているのだ。つまり、広島を訪れたことは、決して核廃絶の願いを表明したかったわけでもなく、原爆投下に抗議する意志を表明するのでもなく、単に、ノーベル平和賞狙いだという見方があるが、そう思ってしまう。バッハの警備費でいうと、銀ぶらのときにもSPかついていたが、彼らの費用は誰がだしたのだろうか。そういうことも明らかにしてほしいものだ。選手たちには、試合が終わったからすぐに帰国せよということなのに、自分は銀ぶらとは。

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相撲関係者は、よほど白鵬が嫌いらしいが

 白鵬が、オリンピック会場で観戦していたというので、相撲関係者のあいだで大騒ぎになっているようだ。「なぜ無観客なのに柔道会場にいる…白鵬、五輪生観戦を協会が猛批判 怒りの芝田山部長「横綱として失格」」(塚沢健太郎」)https://news.yahoo.co.jp/articles/ffae1555d1bf02ba1e698dc85d597582d7ecb915
この他にも、たくさんの非難記事があるし、また、ネットでも非難轟々だ。
 しかし、冷静に考えてみれば、オリンピックは無観客で、関係者しか入ることができないのだから、何らかの許可があって入場したと考えるのが普通だろう。もし、何もないのに、強引に入場しようとしたのなら、その時点で大騒ぎになっていたはずである。その騒ぎの時点で相撲協会に連絡がいっていたに違いない。しかし、オリンピック選手と歓談している写真まで掲載されているのだからは、何らかの手続きではいったことは十分予想される。それを、ルール違反だと、何も確かめずに怒り狂うほうがおかしい。

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