腰痛克服記1

 ここ3週間ほど、腰痛が起こって、その対策に掛かりきりになっていた。もっとも、いわゆるぎっくり腰というような、歩けないほどの痛みにはならずに済んでいたのだが、かなりの腰痛になった。腰痛といっても、いろいろな種類があるようで、最も多いのは、屈むと痛いのと、座っていると痛くなるものだ。私の場合は、完全に後者で、屈んでもなんともない。しかし、座っていると、ほぼ確実に痛くなって、そのままでは立てない感じだった。あくまで「感じ」であって、立てなかったかどうかは不明。というのは、無理して立つと、とんでもなく痛くなる、つまり、ぎっくり腰になってしまうとこまるので、まずは、痛みをとる動作をしてから立つようにしていた。
 腰痛というのは、高齢者の多くにおきるわけだし、現代人にとっては、生活スタイルに関わることだ。起きているときには、ほとんど座っている。私の場合には、パソコンに向かっているか、チェロを弾いているか、食事をしている。全部座って行なうので、とにかく座っている時間帯が長い。そして、10月に所属している市民オーケストラの演奏会がある。当日は、前後5時間くらいは、演奏のために座っていなければならない。それに耐えられるだろうかというのが、まず頭をよぎった。

 そこで、とにかく、治さねばということで、youtubeで調べていった。すると、youtubeは、本当にいろいろな情報が載っていて、腰痛対策もたくさんある。
 まずは、座り続けて痛みが出たとき、その痛みをとれる方法を探った。すると、「ゆらゆら体操」というのがあり、これを実行してみると、確かに、痛みが取れる。けっこう痛みが酷い場合でも、私の場合には、確実に痛みがとれた。
 痛みが強くないときには、もっと簡単に痛みがとれる方法もあった。https://www.youtube.com/watch?v=EiJPw5jfU-c
 これで、実際に痛みがでても、立ち上がれて、そのあと歩くことが確実にできるようになったので、次は、腰痛になる原因の除去だ。ただ、座っていると痛くなるタイプは、ほとんどが骨盤に無理を強いていることが原因であるという。座り方で、お尻が丸まったような形で座ったり、逆にそりすぎたりしていると、骨盤が倒れてしまい、まわりの筋肉や仙腸関節に無理な力がかかる。従って、骨盤を正しい位置に保つための姿勢をきちんととる。そのためのyoutubeもたくさんあった。これには、バレエのトレーニングと関連つけているサイトが非常に役に立った。「専心良治」など。バレエは、とにかく骨盤の使い方に問題があると、絶対に正しく踊れないので、トレーニングも多様にあるようだ。そして、効果が実感できた。
 
 そして、次は、筋肉を強化して、痛みがでないことをめざす段階だ。これがきちんとでき、日常的に実行すれば、今後腰痛は起きにくくなる。ところが、ここはなかなか難しい。骨盤の周りの筋肉が固くなっているから伸ばす、つまりストレッチをすることと、また、筋肉を強化するのだが、お尻、腿の筋肉を伸ばすストレッチは、からだの柔軟性をつけるストレッチとほぼ重なっている。しかし、ここが、非常に弱いのだ。子どものころから身体は固く、柔軟体操が苦手だった。しかし、筋力は強い自信がある。身体を曲げたりするには、そのために使用する筋肉が強くなければならない。筋力はあるのに、なぜ身体が固いのか。柔軟性を強化する運動やストレッチをすると、逆に痛みがでそうになる。そういうことの関係が、まだ、よくわからないのである。
 しばらくは、柔軟性と筋力の強化、そして、骨盤が再び歪まないような姿勢の保持、これが課題で、どうすればよいのか、またいろいろな調べつつ、実行しなければならない。そこが進展したら、また書くことにする。
 
 
 
 
 
 
 
 

投稿者: wakei

2020年3月まで文教大学人間科学部の教授でした。 以降は自由な教育研究者です。専門は教育学、とくにヨーロッパの学校制度の研究を行っています。

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