安倍元首相が演説中に撃たれた。大勢の前で演説中に襲われるというのは、浅沼社会党委員長以来ではないか。浅沼氏はナイフでさされたが、安倍元首相は、銃だ。日本もずいぶんと危険な国になったものだ。
撃たれる前後の映像をテレビで見たが(もちろん、撃たれて倒れる瞬間はカットされている)、安倍氏を守っているはずのひとたちが、かなり不用意な感じに見えた。正規のSPではないのかも知れないが、映像に映っている人たちは、みんなが前を見ている。護衛は360度の範囲で見張っている必要があるのに、そして、かなり至近距離から撃たれたのに、誰も気付いていなかったようだ。
安倍氏はかなり攻撃されていたわけだから、もっと用心すべきだったのではないか。私は、安倍氏が大嫌いだが、テロにあっていいとは思っていない。こうした事件が、治安対策が強化されるだろうが、どうなるか心配だ。
銃管理がどうなっているのか。これも、今回の事件を機会に、徹底してほしいものだ。