安倍首相辞任の意向

 昼食時、テレビを見ていたら、安倍首相辞任の意向というニュースが流れて、あとはずっとこの問題をやっていた。24日に、安倍首相は、何も積極的な業績を残さずにきただけではなく、負の遺産を残したと書いたあと、とにかく早く辞めてほしいと書くつもりだったが、書かなくてもわかるだろうと、省略した。意外と早く辞任の意向が表明されたので、よかった。ただ、テレビを見ていると、テレビ界の人たちは、辞任はしないだろうと見ていたようで、ある解説委員などは、「安倍さんは責任感の強い人だから、多少身体が悪くても、仕事をするのではないか」と思っていたなどといっていたのには、驚いた。安倍首相ほど、「責任感のない」人はあまりいないというのが、批判的な人の共通認識だからだ。「私に責任がある」といって、責任をとったことは、一度もないといえるだろう。森友問題で、妻が関与していたら、議員も辞めるといったあと、妻の関与が誰の目にも明らかになっても、記録を改竄させ、はては、自殺者まで出してしまったのに、いかなる責任もとっていないし、調査すら拒否している。

 ただ、やはり書いておこうと思ったのは、報道は、すべて「病気のため」辞任すると報道しているが、病気は口実に過ぎないと思っている。その証拠に、後任が決まるまでは、総裁、総理としての仕事を全うするといっていることでわかる。決まるまで、一月近くはあるはずだ。そして、現在日本の置かれている状況は、極めて厳しい。本当に国の最高責任者であれば、かなりの重圧がかかる仕事が待っているはずだ。それを代理をおかずに、自分がやるといっているのだから、(現在まだ、5時の会見前である)軽減するにせよ仕事ができる体調を維持しているということだろう。そして、総裁選では、自分のコントロールしやすい候補が当選するように、いろいろと工作するために、正式辞任を延ばすのだと、私は思う。
 第一次内閣を辞めたときにも、自分の構想が立ち行かなくなっていたので、突然辞めたわけであり、病気のためだというのは、大分経ってから表明されたと記憶している。つまり、第一次のときもそうだったし、今回も、行き詰まった政治状況を、どうにもならなくなったので、放り出したのだ。もちろん、どうみても、現在の難局をしっかり克服できるような力量をもった人物ではないので、辞めてくれるのが一番よい。
 蛇足だが、テレビで、立憲民主党の安住氏の会見が少し流されたが、「びっくりした」などといっていたのに、こちらがびっくりした。「辞めるのは当然でしょう。」くらいの発言が出てくるものだと思っていたが。まったく用意がなかったのだろうか。これで、新しい首相の下に、当然未知の期待感があるから、解散されたら、野党はまたまた惨敗しそうな雰囲気を感じてしまった。
 成り行きをしっかり見まもろう。これから記者会見だ。

投稿者: wakei

2020年3月まで文教大学人間科学部の教授でした。 以降は自由な教育研究者です。専門は教育学、とくにヨーロッパの学校制度の研究を行っています。

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