ネトウヨたちの番組攻撃は様々だが、最近は、羽鳥のモーニングショーがひとつのターゲットになっている。偏向報道だというのだが、私からみれば、最も適切な情報提供をしているのが、羽鳥のモーニングショーだ。
ごく最近の話題でいえば、東京都の新型コロナウィルス対応の病床が不足してきていることに関して、番組は、かなり早くから、陽性の無症状、軽症者を、病院とは別の特別施設に収容するという提案をしてきた。ところが、政府はいまだに、自宅ないし施設などといっている。
羽鳥の番組で、岡田氏が、感染した者は、一緒にいてもよいし、経過観察をしっかりしていれば、特別に手厚い治療が必要なわけではない。重症化したら速やかに、転院できるようにしておけばよい。他方、自宅療養にしたら、家族に感染するから避けねばならないと主張していた。そして、番組全体として、ではどんな施設があるのか、という点で、以前から無用な施設をチェックしてきた玉川氏がいろいろな可能と思われる施設をあげていた。もちろん、玉川氏の知らない事情もあるだろうから、それらか適切かどうかはわからないが、とにかく、もっと早く、こうした提言を実行しているべきだった。東京都は、遅くに失した危険が、今日の段階ではある。来週から移動などという悠長な段階ではないと考えられるのである。
こうした段階でもなお、自宅療養の可能性を否定しない政府は何を考えているのだろう。
そして、今日、イタリアの爆発的感染の主な原因が、軽症者を自宅に帰したことだという記事が掲載された。こういうことは、素人が考えてもすぐにわかることだ。
自治体レベルでは独自に動いているようだが、政府の鈍さはなぜなのだろう。