男の日傘

 突然やってきた割には、毎日続く危険な猛暑、そこでテレビでもさかんに猛暑が話題になっている。例によって羽鳥モーニングショーでも、どのように酷暑を防ぐかがテーマになっていたが、そのなかで、男性が日傘を、ということが言われ、健康オタクの玉川氏が、自分は日傘をさしているといっていた。
 実は、私は2005年に、「男性も日傘を」という文章をブログに書いていた。短いので、全文引用しておきたい。
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 また暑い夏がやってきます。毎年、というより、中高年の域に達してからはということですが、「男も日傘をさせないのか」と思うのです。私は健康のためもあり、家から駅まで出勤のときには歩くことにしています。片道30分かかります。途中の道はだんだん開発されつつあるのですが、まだまだ緑が多くとても気持ちがいいので、歩くのは苦になりません。でも、やはり、その間日光を強く浴びるので、汗ぐっしょりになってしまいますし、最近は紫外線の影響なども言われているので、日傘をさしたいと思うのです。しかし、男で日傘をさしている人はまずいないし、また、男用の日傘もありません。
 日傘をさすのどうだろうか、と周りの人に聞くと、決まって馬鹿にされます。たまに「いいんじゃない」という人もいますが、まあ、男なのに日傘かなんて、という反応ですね。

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医療的ケア児(補)

 医療的ケア児の問題を先日書いたが、多少異なるが、同じ背景の問題をもったイギリスの訴訟の記事があったので、多少違う側面から、再度考えてみたい。
 記事は’Parents win appeal for extra hearing over son’s life support’と題する The Guardian 16月30日の記事である。 
 ある少年が医師の診断によれば、脳幹の脳死状態になったために、延命治療を打ち切ろうとしたが、両親は、診断のやり直しを求めて提訴、控訴審で両親の要求を認めて再診断を命じる判決がでたというものだ。そして、一審では、医師の診断に間違いはないという判断だったのだが、その判事の判断は不十分だったと判断した。
 もちろん、診断ややり直しをしたからといって、脳幹の脳死という判断は変わらないかも知れない。医療的ケア児の事例ではないが、背景にある医療技術の進歩によって起きる難しい事態という点で共通性がある。

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