私は、学校に行きたくないと感じる気持ちにどんなことが関わるのかについて考えたい。そこで学校に行きたくないということは不登校に入ると考えてテーマを選んだ。文部科学省の不登校の定義としては、年間30日以上欠席した児童生徒のうち、病気や経済的な理由を除き、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者とされている。私は、学校に行くという権利、尊厳が侵されるということが不登校に含まれていると考える。このため、学校に行くという権利や尊厳が侵されている、学校に行きたくないという気持ちについて考えたい。
不登校に関わる気持ちとして、人間関係について考えられる。例えば、いじめがあること、会いたくない人がいることがある。また、自分自身に関することについても考えられる。例えば、自分に自信がないこと、家から出て他の人に会いたくないことがある。他に、責任を押しつけられること、だれからも認められないと感じること、勉強をする意味がよくわからないことなどが考えられる。
調べた文献では、不登校を作りだす要因として、学校環境の中に不快な出来事があったと挙げられている。また、自尊感情と不登校の関係の指摘が論文でされている。
学校に行きたくないという気持ちについて、実際の支援の事例を文献などで探すことや、どのような時に学校に行きたくないと感じたかについてのアンケートやインタビューを、学生を対象としてすることを考えている。また、実際にフリースクールや通信制高校に訪問し、現場の人が感じる不登校が起こる気持ちについて聞きたいと考えている。
不登校の支援として、通っていた学校へ行くという選択肢や他の学校にいくなどの選択肢があることを考えるなど、行えることのできる支援について調べてまとめたいと考えている。