SDカードが8400円?!

 このようなことは、あまり書きたくないのだが、非常に不愉快な思いをしたので、参考までに書いておくことにした。そして、書いてから数日、アップすることを迷っていたが、やはり、注意喚起という点で意味があると思い、アップすることにした。
 
 家族のスマホのSDカードが破損しているというメッセージが出てくる。何度か独力で修正を試みたのだが、改善されないので、店にもっていくことにした。スマホはY-mobile で契約したものだ。
 最初に経過を話して、最終的には店にあるカードを入れてほしいと説明した。このカードは自宅にあったカードで、最初はきちんと作動していたのだが、そのうち破損しているというメッセージがでるようになった。旅先の店で入れ直してもらったところしばらくは正常になったのだが、またまたおかしくなり、一切の写真が提示されない状況になったので、独力では無理だと思ったわけである。

 無事入れ換えてもらい、これで大丈夫というので決済をして、帰宅の途についたら、途中で家族が、金額がすごく高いのだけどいいのかというので、チェックしたところ、カード一枚の値段が8000円を超えている。これはおかしいと、店に戻って、事情を聞いたところ、これは正式に一枚の値段であるという説明だ。
 
 ここまで説明だと、我々の不用意、無確認で進めてしまったと受け取る人がほとんどだろう。しかし、いくらなんでも、まったく値段を聞かずに注文することなどありえない。カードをここの店で販売しているものに変えてほしいといったところ、店員が、一枚の紙をもってきて、32ギガと64ギガの写真を示した。カラフルな紙で、そこに値段が書いてあり、32は1500円、64は1800円(いずれも約、詳細は覚えていない。ただ、その程度の値段だったことは確か。)それで、64ギガを注文して、その後その紙は、店員は持ち去って、別の部屋に置いてきた。私は、当然1800円程度のカードを注文したと解釈していたので、その後は、何も疑問をもたなかった。最終決済のときに、スマホの持主である家族が値段を確認して、私に「いいのか」と小さい声でいったようなのだが、私は、別に疑問ももっていなかったので、そのままにしてしまった。しかし、その時点では、すでにカードを交換していたから、元に戻すことはできなかっただろう。
 
 帰宅してから、確認したところ、このカードを確かに、8480円くらいで販売していることを、ソフトバンクのホームページで確認した。だから、店が不正をしたわけではないことは了解している。しかし、店に確認のために戻ったときに、私たちに示したカードの値段を書いた紙を見せてくれ、と何度も要求したが、そんな紙は、この店にはない、見せたのは、これだ、とまったく無関係の、単に文字を印字した紙しか見せないのだ。それはA4の紙で、文字がたくさん印刷されている、普通の事務的な紙で、それか、二種類のカードの値段を示したものとはとうてい思えないものだった。しかし、カラフルでカードの写真と値段が書いてあった厚紙は、私たち二人が、確実に見たものなのだ。もしその紙を見せられ、8000円を超える値段が書いてあれば、自分の見間違いだと思ったが、そんな紙は見せていないし、存在しないと、あくまで言い張るので、完全に不信感をもたざるをえず、こうして経過を書くことにしたのである。
 わざわざ安い値段を見せ、安心させて、結局は、高い買い物をさせるという、まるで詐欺のようなものを感じた。もっとも、その交換の際には、かなりの労力を使わせており、そのための技術料を払う必要はないのかと、聞いていたくらいだから、総合的にみれば、技術料も含めて、仕方ないともいえる。だから、私が不快に思っているのは、確実に見せた、異なる値段が書かれた紙を、見せていないなどと言い張ることだった。
 
 これと関係ないが、別の事例を思い出した。Volksという店に入って、料理を注文し、それを食べ始めたら、肉が非常に固いのだ。明らかに調理してもってきたものではなく、何らかの理由で、客にだせなかったから、あるいは戻して、しばらくたった料理を、断りなしに、しれっとだしてきたのだろう。もし、これこれの事情でと説明を受ければ、私は拘らない人間なので、納得したろうが。レジで支払いをしたときに、そのことを告げると、絶対にそんなことはありませんと言い張る。もし、そうなら、この店は、冷たく固くなった肉をだすのか、と思ったわけだ。その後、その店には行っていない。
 
 何故これを思い出したかというと、このような不快な思いをしたのは、この2例だけだということもあるが、両方とも、柏市にある店だったことだ。私は柏の住民ではないので、頻繁に柏の店を利用しているわけではないが、それ以外でなかった不快な経験を2度もしたので、思い出してしまった。

投稿者: wakei

2020年3月まで文教大学人間科学部の教授でした。 以降は自由な教育研究者です。専門は教育学、とくにヨーロッパの学校制度の研究を行っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です