今回はこんちゃん(心理学科)と岳(人間科学科)のインタビューです。
小さいころの自分
お 小さいころはどういう子でしたか。小学生くらいまで。
岳 やさしい子だったようです。
お 男の子がやさしいというのは、どういうこと。
岳 母親がいうには、公園なんかにいって、夏場の最後になるとセミとかが、ひっくり返って死んでるじゃないですか。それに一枚一枚葉っぱをかけてあげて、「よく頑張ったね、おやすみ」みたいなことを言ってたらしいです。
お それ覚えているの?
岳 覚えていないです。
お 何歳のころ?
岳 小学3年生くらいですね。
お 小学3年生なら覚えているでしょう。
岳 あまり。
お 今から考えると、たしかに自分はそういうことをしそうな子どもだったと思いますか。
岳 たぶん、無意識ですね。
お 覚えていることでは、どんな子どもだったんですか。
岳 お祭が近くなって、やぐらを組んでいるときに、まだ骨組みくらいのときに、ここで遊ばないでくださいと書いてあっても、そこで遊ぶような子だったようです。覚えていることでは。
お 母親の像とは大分ずれがあるよね。
岳 小学校で大分変わったみたいですね。
お こんちゃんは?
こ 私は小さいころは、たぶんいい子でした。先生から見たら、たぶんいい子なんだろうなという感じの。ただ、すごく泣き虫でした。
お いじめられてというわけではなく。
こ そうではなく、なにか泣き虫でした。今自分の声低いので嫌いなんですけど、逆に小さいころは、声がすごく高かったらしくて、きゃんきゃんうるさいって、よくお兄ちゃんに怒られていました。
お 声変わりしたの?
こ はい(笑)
お 女の子は声変わりしないでしょう。
こ する人はするらしいですよ。少し低くなったりするらしいです。
お 身体が大きくなればね。共鳴体が大きくなるわけだから。
こ とにかく泣き虫でよく泣いていましたね。
お 悲しいドラマをみていると泣いてしまうとか。
こ どっちかというと、何か、強いことを言われてすぐ泣いちゃうという感じです。でも、小6くらいで、泣き虫で面倒くさいって言われて、そのときに、泣くのだめなんだと思って、泣くのをやめました。
お 泣くのは意図的にやっていたの?
こ いや、意図的ではないですね。
お 泣くと、いわれなくなったとか、そういうことがあった。
こ いや、特には。感情から泣くということだけでした。
お 言われて泣くんでしょう?
こ はい
お だから、言われて泣くと、言われるのがやむのか。
こ 余計に言われます。お兄ちゃんがそういうのを、泣いたら解決するのか、泣いて解決するわけじゃねえんだよ、とよく言われました。
岳 いいそうな感じですね。
こ うちは、上にふたりお兄ちゃんがいて、真ん中が年齢が近いので、よくけんかして、泣かされてました。
岳 学校でもそうだったの。
こ 学校でもけっこう泣き虫でした。
子どものころの遊び
お 子どものころは何をして遊んだ?
岳 子どものころは自分の近くに森があったので、木に登ったり、セミをとったり。
お 森というのは、公園みたいなの?
岳 そうですね。そこで夏祭をやったり、普段はおじいさん、おばあさんがゲートボールやっていたり。散歩のコースになったり。朝晩のラジオ体操もそこでやりましたね。そういう森があったので。
お アリエさんは、ケイドロをやりましたっていってたけど、ケイドロって知ってる?
岳 われわれはドロケイですね。
こ わたしも。
お ドロケイなんだ。
岳 派閥があるみたいですよ。(笑)ケイドロ派とドロケイ派と。
お 関東はドロケイで、関西はケイドロのような?
こ どうなんでしょう。
岳 千葉県のなかでも、派閥があるような。なんとか中学はケイドロだけど、なんとか中はドロケイと呼んでいるみたいな。
お ドロケイはやったの?
岳 やりましたね。
お 普通の鬼ごっこはしないの?
岳 そうですね。普通の鬼ごっこはつまらない。
こ わりとやっていました。
岳 あとドッチボールもボールをふたつにしてやっていました。
こ わたちたちもやっていました。
お ドッチボールはよくやったの。
岳 わりとさかんでした。
こ 休み時間の度に。
お 最近ドッチボールは?
こ 野蛮だみたいな。
岳 いってますね。
お 授業でやっちゃいけないみたいな。
岳 いま卵プロジェクトでいっている小学校では、普通にやっています。体育でドッチボール入っているし。
こ 今スポーツ心理学とっているんですけど、投げたり、チームワーク考えたりとか、発達にもよい影響するスポーツらしいです。
岳 あてるから野蛮だというのも、随分短絡的な感じだと思うんだけど。
お 言われてみれば、あてるスポーツってあまりないね。
岳 そうですね。
こ 人にあてるというのはたしかに。
岳 相手に害を与える目的があるわけだから。言われてみれば、ドッチボールくらいかも知れない。
お そういう趣旨なのかな、反対は。僕からすると、ボクシングのほうがよほど野蛮なスポーツだけど。
中高大での部活
岳 自分が入っている部活が強かったので、大変でしたね。
お それは何だったの
岳 テニスクラブです。
お 軟式?
岳 はい。軟式テニスです。総体での全国大会出場常連校で、顧問の人がずいぶん力が入っていました。とりあえず一年は、キコクラ(?)と20週するまで帰るなって。
お あつい人だったんだ
岳 あつい人でしたね。
お その反動として、今帰宅部なんですか?
岳 自分はあついの好きなんです。一生懸命練習するのが、好きだったんで、一生懸命身体動かして、うまくなるって、いいじゃんと思って、そういう側だったんですけど。一生懸命やりたかったんですけど、アクトテニスはちょっと違うなと。テニスじゃないな。活動の柱がお酒だなのと思って。
お 体育会なんかあるじゃない。
岳 そうなんですけど、大学では他にもアルバイトとか、旅行とか、やりたいことがあったんで、そんなに毎日は、でれないなと思って、じゃ、サークル、週2回くらい練習しようかと思って入ったんですけど。
お 物足りなかった。
岳 そうですね。2時間ちょっと練習して、よし飲みにいくぞって感じで、もう時間かあと思って。
お テニスは中高やったの。
岳 はい。高校は硬式になって。
こ テニスは全然できないので。
岳 テニスはまったくのど素人がある程度のレベルまでいくのが、一番速いスポーツだと思うんだけど。
こ えー。テニス本当にできない。教えてほしい。
お スポーツ一般はどうなの。
こ とにかく球技がだめです。水泳なんかも。
お 得意なのは何なの
こ 陸上系か、器械体操。中学で新体操していたので。
お 身体はやわらかいんだ。
こ 今は固いです。
お 当時は。
こ 当時もそんなにやわらかくなかったんですけど、幼稚園からやっていたので、
お 新体操って、ボール使うよね。
こ 使いますね。あのボールは大丈夫なんです。バスケとか、ボール奪い合うじゃないですか。
岳 競技スポーツとなるとということか。
こ だけど新体操は、自分で扱うだけ、自分で転がしたり、まわしたりして、自分の周りだけで使うだけなんで。
岳 相手を意識しないですむ。
こ それは大きいですね。
お 陸上系というのは。
こ 走るほうですね。
お 飛ぶとかは。
こ 高飛びは嫌いじゃなかったんですけど、幅跳びは嫌いでした。
岳 幅跳びが一番好きだった。(笑)
お 幅跳びって、走る延長でしょ。
こ そうですね。でも飛べなくて。
岳 踏み切りとか。
こ 踏み切りのタイミングがうまく掴めないですね。直前でダダダとなっちゃって。飛ぶの失敗してとか。
お 中高での部活は。
こ 中学ではさっきいったように、新体操で。
お 部活なの?
こ 部活です。
岳 新体操部って、あるのかなって。
こ 市内でも7校しかなくて、少ない部活でした。高校は、続けたかったんですけど、高校になかったので、ダンス部に入りました。
お 創作ダンス?
こ 今大学にあるダンス部や創作ダンスというのではなくて、表現のダンスをするんです。テーマ決め手、それをダンスで表現する。ヒップホップなんかもやっていました。あとは、地域のなんですけど、八木節を踊ってました。音にあわせて踊るのが、昔から好きなんです。本当にスポーツっていうと、球技が多いと思うんですけど、そういうのはあまり得意じゃないです。
岳 自分は体操が苦手ですね。
お スポーツの王者は陸上だからね。
岳 そうですね。体操、身体が固くて。身体固いとマット練習できないし、開脚前転なんて絶対起き上がれないし、だから今千葉県の教採の実技がマットなので、いま必死に柔軟体操しています。
こ 身体が柔らかいほうが怪我なんかもしないので、お風呂あがりに、柔軟するといいです。
岳 そういいますね。
こ でもやりすぎると、股のところを内出血して、真っ青になっちゃったりする人がいます。
お 僕も身体固いけどあまり怪我しないんだけど。
岳 それは激しい運動しないってことじゃないてすか。
お 自転車で激しく転んだときとかあるけど。一回転したことがある。
岳 自分も身体は固いけど、大きな怪我はしないですね。医者にかからないです。インフルエンザの予防接種くらい。
こ すごいね。
お 予防するの?
岳 予防しますね。
こ えらい。
お したことない。
岳 うち、父も母や教師なんで、感染源になってはいけないということで、みな必ずインフルエンザの予防注射うつようにということで、2本ブスってうつんですよ。
お 感染源になったとしても、ちゃんと予防注射はしていますと。
岳 建前ではないですけど。