フリースクールでインタビューを行い、その内容について考えられたことについてまとめていきたい。
私がインタビューを行ったフリースクールでは、何らかの理由により不登校となった子どもや障碍を持った子どもが通っている。そこで通っている子どもはフリースクールが開かれている時間に自由に生活をすることができるようになっている。私は、このように子どもが自由に学びや活動をすることのできる場を用意することが必要であると考えた。
不登校のきっかけとしていじめや集団にうまく馴染むことができないことが挙げられる。学びたいという意志を持っているが、ある集団にいることによって学ぶことができない状態にあることは、その人の人間の尊厳を侵していると考える。また、勉強について行けず何らかの支援を受けられないこと、学校へ行き学ぶ以外の活動をしたいと考えても活動が抑えられてしまうこと、障碍を持っていることによって周囲の人から認められずに生活をしていることが考えられた。
このように、学校の集団の中での生活に適応することができず、学ぶための機会や奪われている場合にフリースクールという場が必要だと考える。
フリースクールが発行している本の中で、学力不安や行事嫌いといった、目に見えていることが根本的な問題ではない。「私も存在していいんだ」と思える環境が必要ということが挙げられている。ここにあるように問題として捉えられるものだけが不登校のきっかけとすることができない場合がある。私が存在していいという感覚、自己を肯定する気持ちを持ち直す準備の期間としてフリースクールに通うという選択をすることができると考えた。