社会福祉の認定調査士にインタビュー

社会福祉の認定調査士に認知症の方がについてインタビューを行った。

社会福祉の認定調査士とは、介護保険を使っている人の心身の状況を見に行く仕事である。認知の方の本人の状況と家族の介護の手間を調べる仕事である。認知症とは簡潔に言うと物忘れが激しくなることです。認知症によって周りの人が困ってしまうことがあるのも事実です。

認知症の方に多い症状は数をあげればきりがありません。

・忘れるから同じ事を何度も聞いたり何度もしつこく話をします。具体的に言うと「今日は何日?」「今日は何曜日?」と1分もたたないうちに聞く。

・自分が都合が悪くなると人のせいにする。例えば、お財布を蔵い忘れて見つからなかった時に、「誰かに盗まれた。」とか「泥棒が入った」などと人のせいにする。と被害的なことを言う。

・昔と現実が一緒になって、事実と違う話をする。例えば、「隣の人がさっき訪ねてきたよ。」と来ていないのに言ってしまう。

・失禁をしたときに、「誰かが[1]水をこぼした」などと取り繕う姿が見られる。

・些細な事で急に怒りだして感情が不安定になる。

・今までの人格と違う性格になっていく。

・夜起きてご飯を食べ始めるなどの昼夜逆転生活になってしまう。ひどくなると夜動き出してしまう。

・意味もない大声を出す。

・自分のうちにいるのに「家に帰る(実家)」と言い徘徊をする方が多いそうです。

・やたらに同じ物を集めてしまう収集癖が出てしまう。

これらの症状は意図的に言っている訳ではなく本人の中ではそれが普通のことだと思ってしまう。

症状を聞いて、認知症の方は被害者のように振る舞う傾向が強いと感じた。その傾向が強いのは周りの人に冷たくされたり邪見にされてしまっているからなのかと推定できる。もどかしい気持ちがそのような症状にあらわれてしまうと考えられる。

徘徊は認知症の症状でも有名な症状の1つだと思う。実家に帰るというのは本人がその環境にストレスを感じてしまうことからの行為である。

上記の症状を聞いて、比較的に自分の思い通りに行かないことから発症していると考えることが出来る。

認知症の方を支援する家族の方々の様子は、徘徊しないように鍵を徹底したり、失禁しても攻めたりせずに変えてあげたり同じ事を話してもイライラしたりしないようにしているので支援しているうちにストレスがたまっていくと思います。このような支援でストレスが溜まってしまうという家族を現場でもたくさん見受けられます。レスパイトケアといって家族の休息をとる事を目的に家族の負担を減らす為にショートステイやディサービスの利用によって家族が休息出来るというシステムもあります。

認知症の方々が尊厳を侵されていると考える時点で偏見だと思います。本人はもしかしたら尊厳を侵されていると感じているかもしれませんがそれを表現することが難しいので、周りの人が汲み取ってあげるしか知る方法はありません。

認知症の方の本人の意志で症状が出てしまうと考えると出来る限り本人の希望通りに生活させていくこと本人の尊厳を守ることだと思います。

この認知症の方々の尊厳に関連する話題はもう少し深く掘り下げていく必要があると感じました。

支援が大変でストレスが溜まってしまう方も多いです。レスパイトケアといって家族の休息をとる事を目的に家族の負担を減らす為にショートステイディサービスの利用によって家族が休息出来るというシステムもあります。

認知症の方の症状も本人の希望と考え、可能な限り普通の生活をおくってもらうのが尊厳を守ることにつながると思います。 介護している家族が必ずしも長く生きてほしいとは願っていないと思います。「この生活がいつまで続くのだろうか。」とか「こんな生活うんざりだ。」といったことを思う人もいます。

レスパイトケアやショートステイといった言葉をこのインタビューをするまで知らなかったので自分の知識不足を痛感させられました。今後もっと文献を読んだり調べたりして行きたいと思います。

以上がインタビューの簡潔な報告です。