97歳ドライバーの事故を考える

 97歳の高齢者が車を運転中、歩道を走り、一人の死亡を含む数名のひとに怪我を負わせる事故が発生した。また、テレビや新聞で高齢者の運転事故というテーマで、さかんに報道されている。私はまだ後期高齢者ではないが、次回の免許更新では、そうなっているので、こうした高齢者事故は、深刻に考えざるをえない。あまり便利とはいえないが、公共交通機関で、なんとかなる地域なので、80歳を超えてまで運転するつもりはないが、97歳というのは、やはり驚きだ。よほど公共交通機関が不便なところなのだろうか。周囲のひとたちは、車庫入れなどをみていて、不安に思っていたというし、また、家族はタクシー会社と交渉をしていたとも報道されている。いずれにせよ、まわりのひとたちが不安に思っていたなかでの事故であるようだ。独居老人だったというから、いつも一人で運転していたのだろう。

“97歳ドライバーの事故を考える” の続きを読む

村田兆治氏 一連の事態で感じること

 元プロ野球投手の村田兆治氏の羽田空港での事件と、その後の自宅の火事による死亡とが、短期間に起こったので、驚きの連続だった。村田氏は団塊の世代で、私と同じだ。だから、ずっと同じ時期に生きてきたことになる。もちろん、現役時代のこともよく知っている。子どものころは実際に球場に見にいったが、大学入学後は、滅多にいかなくなったので、実戦での投球をみたことはない。しかし、その活躍は誰もが知るところだし、引退後もOBによる親善試合で、140キロをだしたことがずいぶんと話題にもなった。私自身、中年になってチェロをはじめ、どこまでやれるかという挑戦をしているので、村田氏の姿勢は、とても励みになっていたのも事実だ。

“村田兆治氏 一連の事態で感じること” の続きを読む