真子内親王結婚後の天皇制の論議の必要性

 小室-真子内親王の結婚が正式に発表された。私自身は、民間人となるわけだから、早く結婚してニューヨークにいって、日本の視界から、消えることはなくても、薄くなってほしいと思っているだけだが、本当の問題はこれから始まるということを忘れてはならないと思う。つまり、今後の天皇制というシステムが、どのようになっていくのかが、今後熾烈に問われていくということだ。
 まず忘れてはならないのは、「天皇主義者」とでもいうひとたちほど、天皇を尊重しておらず、利用したいと思っているひとたちだということだ。戦前の軍部の皇道派などをみればわかる。また、終戦の前日と当日に天皇の「玉音放送」の録音レコードを奪取しようとした軍人たちは、より鮮明かも知れない。本当に天皇の意志を尊重するひとたちであるならば、天皇自らが吹き込んだ録音を放送させないなどという行動をとるはずがない。

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