宮崎園子という、元大手新聞社の記者だった人が、退社してフリーランス記者になって「よくわかった」ことを書いている記事が出た。(3月6日付け)
「新聞記者を辞めてよくわかった、新聞が読者の「知りたい」に応えられない理由」
一読して残念な感じになる文章だった。新聞社の記者だったときには、よく分からなかった、あるいはあまり強く意識しなかったことを、フリーランスという立場で活動するようになって、実感としてわかるようになったことがいくつかあるという記事だ。
地方議会の取材にいったときに、記者席に座ろうとしたら、記者クラブに入っていない記者は座れないのだ、と言われて、改めて記者クラブにいることによって、大きな情報アクセスの機会が保障されていたのだということ。記者クラブは特権だったと気付いた。