6月1日
真田重吉 中山道上州七宿画展
知らない人だったが、中山道の宿場を描いた作品が展示されているというので、ここに入ったが、とてもよかった。江戸時代の宿場町というのは、街道の両側に旅籠や本陣などが並んでいて、まさしく「宿場」のための町だ。人がたくさん行き交うので、絵画としては活気がある風景を描くことになるし、また、宿場ごとの特質があって、じっくり見ると面白い題材だ。現在はこうした市街地はまったくないので、歴史の一面を知る上でも重要だ。ただ、残念なのは、こうした有料の展示場は、なかで写真を撮れないことで、無料のところは撮影自由なところが多いのに、なにか変な感じもする。有料なのだから、写真くらい撮らせてもいいではないかと、いつも思うのだが、どうだろうか。しかも、こうした絵画の展示があるのに、それらをまとめた写真集を販売しているわけでもないのだ。