re: お元気ですか? 2002.10.22

こんにちは

 体調はすこぶる良好です。なんといっても義務的な仕事がないというのが、健康にいいですね。授業にでなければいけないとか、試験があるとかいう学生諸君に対しては申し訳ない言い方ですが。
 オランダの天気というのは、実に単純なものです。そもそも「天気予報」というものの意味が日本とでは違うよな気がします。もっとも聞いてみたわけではありませんが。
 日本での天気予報の最大の目的は、「雨が降るかどうかを知る」ということだと思うのです。ところが、オランダでは雨が降るかどうかは、もちろんいいますが、雨はほとんど降ることになっています。でも、降ったとしても、あまり量は多くなく、一日中降っていることはあまりありません。それに歩いている途中で降ってきたとしても、どこかで雨宿りしていれば、だいたい10分で歩ける程度に小降りになるか、やんでしまいます。もっとも、最近はけっこう雨の量が多いような気もしますが。まあ、中学の時に習ったと思いますが、ここらは、「西岸海洋性気候」というやつで、雨は少量の部類に属します。ということで、傘をもっていくかどうか、なんてことは、天気予報で調べる課題じゃないわけです。じゃ、何を知りたくて天気予報を見るかというと、気温ですね。気温は、結構日によって変化が激しいようです。今日は最高10度で、明日は、18度、そして、翌日はまた8度くらい、というような感じが多々あるのです。まあ、日中の気温が10度違えば、服にも注意をする必要があるってことでしょう。
 ただし、この天気予報の目的については、僕の勝手な想像ですので、確実ではありません。でも、雨が降るかどうかなんてことは、あまり気にしないことは確かです。だって、少し降るに決まっているんですから。

 他に特徴といえば、やはり風が強いことでしょう。なんといっても風車で運河の水の高さを調整していた国ですから。気温は基本的に穏やかだというところでしょう。随分と北ですから、すごく寒いかというと、やはりスウェーデンなどのようなところと違って、基本的にメキシコ海流の影響で、ものすごく寒くなることは少ないようです。まあ温暖化のこともあるし。冬に国中の運河が凍ると、全国アイススケート縦断競技が行われることになっているのですが、ここ20年くらいやっていないのではないでしょうか。まだこれは確認していませんが。
 10年前に来たときには、近くの池が、スケート可能になったのは、3日だけでした。

 夏はけっこう暑くなるときもあるようですが、まあ、越谷と比べれば天国でしょう。

 オランダという国、それから教育のことは、これからおいおい書いていくつもりです。何か知りたいことは、遠慮なく質問してください。