450/628 GEC01342 WAKEI      オランダ通信59 ライン川の浄化
(19) 93/07/06 05:20

オランダ通信59 ライン川の改善
7月2日の各新聞に、ライン川の水質が大部改善されたという記事が出ていました。ライン川は承知のように、代表的な国際河川で、水質保全がとても難しい川です。国際河川はどうしても、上流の国家で、無責任な対応をしがちだからです。
 ライン川もそうした欠点を免れなかったようで、特にドイツの工業地帯から工業排水などの影響で、窒素化合物が増大して、微生物が繁殖し、酸素が欠乏して魚がいなくなるという状態になったようです。
 そこで、ライン川というだけではなく、流れ込む北海に関係する国があつまって、ライン綱領を1987年に作成したということです。国は、ドイツ、フランス、オランダ、スイス、ルクセンブルク、そして、ECです。綱領は3つの目標を決め、鮭が還流すること、水道の飲める水として利用できるようになること、沈泥をなくすことなどです。委員会を設け、55の物質について、その削減を決めて、努力してきたわけです。

 先日の報告書で、まだ完全ではないが、鮭も取れたというような改善があった、ということです。しかし、工業の発展との調和や、エコロジ−との関連で、まだまだ問題もあるようです。

 それから、昨日テレビで、重い荷物の運搬について、道路を利用するドイツと運河を利用するオランダの相違や問題が、デルフト大学の教授の解説を交えて、放映されていました。やはり、オランダとしては、エネルギ−効率や環境問題の点から、運河による運搬を保持した方がいい、ということだったようです。