447/628 GEC01342 WAKEI オランダ通信56 青年の失業対策
(19) 93/07/02 03:52
オランダ通信56 青年の失業対策
6月23日の新聞に、青年労働保障法なる法律の問題についての、かなり詳しい報道記事が出ています。この法律については、知らなかったので、丁寧に読みましたが、前回の失業問題の一環として、考えられるものです。
とにかく学校を出ても、すぐにはいい仕事が見つからない、というのは、かなり言われています。この法律は、いま持っている簡単な法律辞典には載っていないので、詳しいことはわからないのですが、新聞の報道によると、16以上の青年で、仕事のない人に、経過的な仕事を紹介し、そこを通して、定職を得るのを援助する、というものです。登録しても仕事がない場合は、ある程度の賃金を保証してくれるが、登録して、3回仕事の紹介を拒否すると、登録を抹消され、しかも以後教育を受けられないというような不利な点もある。
実際の仕事の紹介は、町や村がやることで、新聞に出てくる実例では、本当に簡単な仕事です。ホテルの皿洗いとか、老人ホ−ムでの食事介護など。そうした単純労働をしながら、職業の実施訓練を受け、そして、次の本格的な仕事を探す、ということのようですが、新聞の分析によると、若者たちの人気もあまりなく、また町や村としても、紹介用の仕事を確保することが、とても難しいということです。
若者たちに人気がないのは、紹介される仕事が、比較的面白くないもので、しかも、それをステップにして、本格的な仕事に移行できるというようなものでもないので、自分で探したほうがいい、というようなものでしょうか。
登録しても仕事を紹介できないときには、賃金を支払うというのは、いかにもオランダ的だな、と思いますね。
この記事には、経営側のオランダの労働者はもっとフレキシブリにならなければいけない、という意見を載せていますが、少なくともこの制度は、そういう要請にはあまり答えていないようです。
ところで、日本にはこうした制度はあったかな。