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(19) 93/03/12 06:22
オランダ通信21 パリ旅行記
3月始めがオランダでは「クロカッス休暇」と言って、1週間休みになります。そういうだけあって、また流石に「花の国オランダ」だけあって、道路の両車線の間に、そうとうクロッカスが咲いています。いろとりどりで、とても綺麗です。
大したことではないけど、面白いと思ったので、書きますが、休日の学校からの連絡に、「2月26日の午後3時30分から、3月8日の午前8時45分までが、休日です。」と書いてあるのです。
2月26日というのは、金曜日で、そこまで授業があり、土日はもともと休みで、3月8日から始まるのですが、それは午前8時45分からです。日本なら、3月1日から、3月7日まで休み、と書くと思うのですが、これには、笑ってしまいました。何か根拠があるのか、今度学校の先生に聞いてみるつもりです。
オランダに来て、半年経つのに、実はどこにも行ってないというので、フランスに行くことにしました。今回のオランダ滞在が始めての外国経験ですから、もちろんフランスは始めてです。そこに車で行こうということになったわけです。
フランス語は辞書があれば、読めるという程度ですから、まったく会話はだめです。
出掛ける前の日に、ライデン大学での講義があるという日程だから、準備などもできません。(因みに、大学というのは、「学校」ではないので、こういう休日とは関係ありません。「大学」と「学校」を完全に分けたフンボルトの理念が、こういう妙なところに、生きてくるのですね)
私の住んでいるライデン隣から、ロッテルダムを経てベルギ−に抜けるのに、1時間半くらい、しかし、ロッテルダムの環状道路で一度間違えたので、20分ほどのロスが出ました。ベルギ−は順調だったのが、トイレによっていざ発車という時に、突然O/DOFFというランプがつき、説明書がなかったので、JAFのような機関に電話してもらうという失態を演じてしまいました。ところが、実際にその修理に来た人も分からないのです。それで、車がトヨタなので、わざわざトヨタに電話をしてくれ、結局オ−トマのギアを3足に落とすスイッチを無意識に入れてしまったというだけのことが分かり、大したことがなかったので笑ってしまいました。こちらでは、98%はマニュアルなので、修理の人も分からなかったのです。怪我の功名というか、ついでにすべて点検してくれたので、一路フランスへ。
フランスに入ると流石にひろびろとしていて、しかもオランダと全く違うのは、起伏があるということです。オランダには全く起伏がありません。道路の坂は、ほとんど立体交差のためのもので、まず自然の坂はありません。
そして、早速フランスでは、高速料金を取られ、2時間ほどでパリに着きました。
さてそれからが、大変です。パリは当然大都会だから、車が溢れています。そして、環状高速の沿ったホテルということは分かっていたのですが、環状道路に入れず、中心に行く道路に入ってしまい、それからなんと4時間もかかってやっとホテルを見つけるという大変な一日になりました。何度も人に聞くのですが、フランス語なので、どうしても不正確な理解になり、少しずつ少しずつ近づいていくという調子でした。でもフランス人はべつによく言うように、お高いということはなく、皆親切に教えてくれましたが。
日本と違って、こちらは電柱がないので、住所表示が中々ないので、地図があっても、どこにいるのかが、中々分からないのですね。
それからオランダと違うのは、オランダの道路表示はとても大きくて、多くの場合道の中央頭上にあるので、とても分かりやすいのですが、フランスは道の横にそれぞれの行き先を書いた矢印上の標識があって、フランスは斜めの道が多いので、まっすぐなのか、斜めなのかが分かりにくく、それも何度も間違えました。
でも無事着いたので、本当にほっとしました。
翌日からは、天気も良く、全くのお上りさんコ−スに徹して、デズニ−ランド、ル−ブル、凱旋門、エッフェル塔、ベルサイユ宮殿というようにまわりました。
別にそれらを書く必要はないと思うので、とても良かったという程度で、全然別に感じたことを2、3。
ヨ−ロッパでは水はただではない、ということになっていますが、凱旋門の少し前のハンバ−ガ−屋さんで、確かに水がただでした。下の娘は炭酸飲料が飲めないのですが、コ−ラしかないというので、仕方なしに水を注文したら、ちゃんとコ−ラのような容器から水を注いだのですが、料金はとられなかったようなのです。
パリの高速の合流車線の短いのにびっくりしました。150メ−トルくらいしかない感じで、車が溢れ、スピ−ドを緩めずにどんどん合流するし、また自分でも合流しなければならないのに、すぐに合流車線がなくなってしまうのです。これは本当に怖かったですね。家族3人の協力で車線変更が可能かと、いちいち確認してもらったので、できたようなもので、本当にきわどい変更が何度もありました。
パリに行った人は多いでしょうが、車で回った人は少ないと思うので、あまり知らないのでは。
パリに行って、改めてオランダの日常食料品の安さを感じました。パリは高いですね。 オランダは「けち」の代名詞みたいなものですが、これはやはり物価の問題だと思いました。帰りにオランダに近づくと、途端にキャンピングカ−が多くなりました。オランダの車です。(ECでは、車は各国毎にプレ−トとその数字の色が違い、またそれぞれの国のイニシャルが張ってあります)キャンピングカ−といっても、日本のようなものではなく、キッチン・トイレ・ベットがついている部屋みたいな部分だけをレンタルで借りて、自分の車で引っ張っていくのです。オランダ人は、そういうスタイルで出掛け、食料はほとんどオランダで買って持っていきます。だからホテル代もレストラン代も要らないわけで、極端に言えばガソリンとレンタル料で済むのです。他のヨ−ロッパ各国からは、従って非常に嫌われる旅行スタイルになっているそうです。しかし、そんなことは平気なようで、その代わり本当に頻繁に旅行に行きます。
もちろんごく普通のスタイルの旅行をするオランダ人もいますが。