327/628 GEC01342 WAKEI      オランダ通信8
(19) 92/12/23 06:18

オランダ通信8
前回、予告としてフランスの新聞の論調を報告すると書いたのですが、実はフランス語の辞書を持ってきていなかったので、しばらくはフランスの新聞を買わなかったところ、これではいけないと思って、辞書を買い、新聞を買ったのですが、時期が少し遅れたので、あまり載っていないようになってしまいました。とういうわけで、ひとつの記事しかありません。


ドイツ右翼過激派 フランス新聞
La repression contre les mouvements neo-nazis se durcit
Le Monde 1992.12.1
11月の28日から29日にかけて、ドイツのブラウンシュバイクで、亡命希望者60人のいる住居への放火があった。人種主義への反対運動にも係わらず、暴力は続いている。ライプツィッヒでは4歳の子どもが切られた。こうした中の最も過激な事件が、メルンでのトルコ人3人の殺害である。容疑者への当局の厳しい対応は、正義の感情を起こしている。20人の容疑者が拘束された。警察は逮捕に続いて家宅捜査を行っている。
難民受け入れに関して対立していた、政府と野党の社会民主党が妥協を見せている。保守党は社会民主党のナショナリテのコ−ドの改革を受け入れた。

 少なくともオランダの新聞が、これに関連する記事を、今でも時々載せるのに対して、フランスの新聞が非常にこの問題から、あっさりと撤退していることは間違いありません。フランスでは丁度この時期に、例のガットの問題による暴動さわぎなどがあって、そちらの方が、新聞としては大きな扱いになっていた関係もあります。
 というところで、今回は以上。

 ECの市場統合が着々と近づいているのですが、じつはそれが実際の生活上、どのような変化をもたらすのか、現在のところよくわかりません。
/E オランダは付加価値税が大体18%なので、それは下がると思うのですが、大体ヨ−ロッパは自給体制などとは程遠い経済ですから、とにかく1993年をよく観察したいと思います。