車の故障顛末1 2003.5.11

 今のところデンマークのよさはあまり感じられない状況です。
 イースターの前に突然車がが故障してしまい、イースターに計画していた旅行が不可能になりました。それで、修理に出したのですが、まあ、初めての経験でもあり、とまどうのが当然かも知れませんが、いまだに修理ができておらず、こまりきった状態です。車の購入及び保険がオランダ、故障がデンマーク、そして日本人、という大変国際色豊かな故障なのですが、そうした意識・文化制度の違いがでているのかも知れません。
 イースター(復活祭)はヨーロッパ中が休みになってしまう時期なので、そのときには修理は無理だということで、了解していたのですが、なかなか連絡もないので、4月の終わりに修理を頼んだディーラー(車のメーカーであるオペル、しかし、オランダの購入ディーラーであるオペラとは提携していない模様)に出かけて確認したところ、どうもやっていないみたいで、こういう時には日本の出前でもわかるように、「**までにできます」とお茶を濁していました。まあ急ぐわけでもないし、よろしくといって、出てきたのですが、翌日、約20万円を支払わねばならないというメールがきて、びっくり。早速、保険のことなどを問い合わせるメールを出したところ、オランダの保険会社の事務所がオランダにはないので、とにかく払って、あとでオランダの保険会社にお前が請求しろ、というようなメールが来て、私は完全に腹をたて、ここは強くでなければだめだ、と思い、強い調子のメールをその後何通か出すはめになりました。
 そうすると、まあ、いろいろと事態が動きだしたのですが、そこでわかりつつあることは、これは故障であり、車の欠陥によって起こったものであるから、保険の対象ではない、保険は事故を対象にするのだ、ということ。もっとも、デンマークではどうもそうではないらしいし、日本でもそんなことは聞いたことがありません。もちろん、本人による故意のいたずらとかそういうことは保障の対象にならないだろうけど。まあ、日本で故障による保険請求をしたことはないので、同じかも知れませんが。
 そうすると、これまでは保険会社を探していたのに、今度はディーラーと保険会社との合意をさせなければならず、どうなることか。
 ここまで既に25日もたっており、支払い責任も明確ではなく、もちろん、故障の修理もしていない状態。大切な調査なども出かけることができないのはもちろん、そろそろここを出る時期が近づいているのに、荷物の送り出し、引っ越しができなくなったらどうしよう、などということも心配しています。

 ただ、はっきり分かったことは、やはり「強く出る」必要があるときには、そうしないと、動かないということですね。
 この結末はまた書きます。