国際教育論コメント 2014.6.16
1 100の学校があれば、100の教育があるということは、「学習指導要領」のようなものはないということですか。
A 次回の課題です。

2 オランダの特別支援学校は何年制ですか。人気番組なら多くの時間を獲得できるのですか。
A 特別支援学校は、通常の学校と同じ年数あります。オランダでは義務教育が全日制で16歳まで、その後週2日程度で18歳になるまであるので、その期間の分の特別支援学校があります。
 放送協会としての獲得枠なので、個々の番組単位ではありませんが、放送協会がそこに割り当てれば、大丈夫だと思います。

3 公立学校と私立学校が財政的に平等だというが、日本ではありえないことなので、どんな仕組みで成り立っているのがろうと思った。
A 特別な仕組みはありません。なぜ実現したかは、私立学校側がそのために戦ったからです。

4 オランダの国営放送をオランダ以外でみることができるでしょうか。会員数で番組の枠をとれるこということですが、VIPのひとたちが有利にとれることはあるのでしょうか。また、会員数だけで決まるのでしょうか。
A ヨーロッパではみることができますが、他の地域では外国放送で契約しているところしかみることはできないはずです。ただ、オランダのテレビ番組がかなりがウェブでアーカイブとして保存されています。その部分は、どこでもみることができます。
 特定個人が特別に有利になることはないはずですが、政党については、政党枠があって、いい時間帯に保障されています。政党の番組がゴールデンアワーに放送されることが多いです。政党が造る番組といっても、特に政治的なものではなく、いろいろな社会問題を考えるためのものが多いです。

5 私立学校は特色を売りにしているイメージがあるが、公立学校はどのようなことを売りにしているのか。
A 私立学校と同じです。公立学校でも、さまざまな教育理念を採用していることが多く、特色ある学校になっています。

6 オランダの高校は日本は中高一貫校のようなものか。
A 小学校の上に、6年制、5年制、4年制の学校があるので、中高一貫というイメージでもいいかと思います。

7 学校選択が小学校からあるとのことだが、そのことによって、学校に差が生じること、教育格差となることはないのか。
A それを最初から是認していると考えていいと思います。学校はみな同じものであるべきではないという。