2014.6.2
1 フォルケに入学してくる人は、ポイントを稼ぐ目的で入る人が多いということだが、他の動機の人はいたのでしょうか。
A ポイント稼ぎは、デンマーク人の二人だけです。他の外国人なので、特にポイントとは関係ありません。それぞれの目的があったと思います。まずは、気軽な留学、ステップとして大学に編入したい、国際問題を勉強したい等々。

2 寮の管理人みたいな人はいないのか。また、デンマークの労働形態を参考にしようとしないのはなぜか。
A 通常の意味の管理人はいません。学生はみんな大人ですから、それぞれの管理に任せているということでしょう。
 日本でも、もちろん労働組合や、労働条件の改善を考えているひとたちは、おおいにデンマークや北欧の参考にしているわけですが、資本家層は、福祉政策が好ましくないと考えているひとたちが多いので、そういう意味で逆に参考にしているでしょう。あのようにしてはいけないと。

3 女子が何故徴兵されるのでしょうか。
A 現代的な戦争は、先端的な機械装備の武器で戦うので、男女の相違はあまり関係ありません。徴兵ではなくても、女性の兵士は増えています。アメリカでも女性の兵士がかなり話題になります。
 イスラエルの場合には、常時戦争状態なので、兵士が足りないことは事実でしょう。
 徴兵制度が実施されている多くの国では、女性は、兵隊ではなく、看護とかいわゆる銃後の奉仕になることが多いようです。

4 スウェーデンで、鉄道のパソコンがつながらないようなことはないのでしょうか。
A つながらないことは、どういう場合でもありうるので、あると思います。ただ、鉄道の場合には、そもそもがネットワークの土台となっているようなことが多いので、つながらないことは、少ないとは思います。

5 満州開拓団のひとたちはどのような身分、職業の人がいたのですか。
 日本は戦後まで、移民を送り出す国家であったことを忘れてはいけません。移民を置くだす国家というのは、国内で生活することが困難なので、外国に活路を見いだすということですから、貧しい農民が多くを占めていると考えてよいでしょう。アメリカや南米に多くの移民がわたったわけですが、多くなると移民制限が生じ、その結果として、満州が期待されたわけです。南北アメリカの場合には、本当に所有者のいない土地を開拓したわけですが、満州の場合は、既にいた農民を追い出しての移民だったために、反日運動もおき、軍隊でおさえつけるような体制が続いたために、戦後満州にソ連が攻め込んだ以降は、かなり悲惨な状況になったようです。

6 IPCでは授業は時間通りに進められたのですか。
 もちろん、時間通りがほとんどでした。デンマークですから、アフリカの人が従わなくても、欠席扱いになるだけです。